自己破産を見据えた慰謝料請求

離婚に向けた話し合いの中で、夫(不貞行為あり)との金銭的な取り決めについてご相談です。

現在の状況として、
・住宅ローン残債:約4,500万円
・住宅名義:夫婦共同名義(持ち家に私と子が住み続ける予定)
・夫は不倫相手のもとへ出ていく見込み
・養育費・慰謝料の支払いを求める予定(示談または公正証書)
です。

夫には不貞行為による明確な過失がありますが、今後、支払い義務を逃れるために自己破産する可能性も考えられるため、
そのリスクを踏まえたうえで、
「破産しても免責にならない形(不法行為に基づく損害賠償)」として合意書を作りたいと思っています。

また、私はできる限り誠意を持って対応したいと考えており、
お金の面でも以下のような姿勢を示すつもりです。
・家の維持費・ローンは当面、私が中心となって支払う
・養育費は適正額を求め、過大な請求は避ける
・支払い方法(分割など)も現実的に調整可
・ただし「支払い逃れ(破産等)」だけは避けたい

【相談したい内容】
1.不貞行為による慰謝料債務が「破産しても免責されない」ことを確実にするための文言や形式
2.養育費・慰謝料・住宅ローンなどをまとめて取り決める際の注意点
3.「私が住み続ける」形での共有名義住宅を守るための具体的な方法(ローン引き継ぎ・持分譲渡など)
4.義父母を連帯保証人に入れる場合の法的有効性や注意点
5.公正証書にする場合のおすすめの文面構成(または弁護士作成が望ましい部分)

質問1は不貞行為に「害意」があったことを認める内容になるかと思いますが、書面に残したからとって裁判所が非免責債権と認定するかは難しいと思います。2養育費、慰謝料、住宅ローンと個別に具体的に記載するのが良いかと思います。3は借り換えの上、名義変更が一番安全です。4は包括根保証になりますので、極度額の定めなどの法律上の要件を満たす必要があります。5は特にありませんが、3や4は法律的に難しいので、弁護士に依頼することをお勧めします。ご参考にしてください。