交通事故での過失割合と保険交渉の進め方について相談したい
夫が通勤中に交通事故に遭いました。
バイクで走行中、右車線に移るためにゼブラゾーン(導流帯)を走っていたところ、
前方の車もゼブラゾーンに入ってきて衝突しました。
夫は現在入院中で、骨を2本骨折しており、靭帯も損傷の疑い があります。
診断書は提出予定で、現場検証はこれから行われる段階です。
こちらは 自賠責保険のみ加入 で、任意保険には入っていません。
そのため、相手方の保険会社との過失割合の話し合いが自分でできず、どう進めればいいか困っています。
相談したい内容は以下の通りです:
1. ゼブラゾーン内での事故の場合の一般的な過失割合の考え方
2. 自賠責のみの場合、相手保険会社との交渉の進め方
3. 現場検証・診断書提出前に注意すべき点
4. 弁護士に依頼した場合の費用や流れ
事故証明書はまだ手元にありませんが、病院の診断内容や事故の状況は詳しく説明できます。
今後の進め方と、どのタイミングで弁護士に正式に依頼すべきかを教えていただきたいです。
1.について
一般的に、前方で進路変更をする車両との事故で、後方の車両がゼブラゾーン内を走行していたことは、その過失割合を増加させる要素とされています。
ご相談のバイクでの事故では明示された基準は見当たりませんが、四輪自動車同士の例を類推すると、10~20%の増加となります。
私見ですが、相手もゼブラゾーンに進入してきたことを考慮すると、過失割合の増加分は低い方を採用すべきと考えます。
2.について
弁護士に委任することをお勧めします。
弁護士であれば、過失割合の交渉に必要な現場検証の記録を、検察庁から入手する手続が用意されているためです。
3.について
現場検証に際しては、警察官に対してご自身の記憶のとおりに説明することが重要です。
診断書については、傷病名を過不足なく記載してもらうことが重要です。
4.について
弁護士の報酬体系は、現在は自由化されているため、一概にいくらとは申し上げられません。
交通事故案件を取り扱う弁護士の事務所のサイトを見て比較するとよいでしょう。