ダブル不倫、相手に慰謝料請求

旦那がこの5年間職場の人とダブル不倫していたと告白してきました。本人は離婚を希望しています。私はまだどこかで再構築もできるのではないかと思いながらも、相手も既婚者子持ちとのことで慰謝料請求を考えています。ただ、相手の名前などは何もわからず職場しかわかりません。旦那に聞けば名前はわかるかと思いますが、相手をかばう可能性があるので、どうすれば良いでしょうか?
よろしくお願いします。

ネクスパート法律事務所の弁護士の北條です。
質問者様、旦那様が不倫の事実を認めている点は、慰謝料請求において重要な要素です。
不倫相手の氏名が不明でも、職場がわかっていれば特定できる可能性があります。
旦那様が相手をかばう場合、弁護士が代理人として交渉することで情報を得やすくなることがあります。また、「弁護士会照会」という制度を利用して、職場に相手の氏名や住所の開示を求める方法も考えられますが、この場合は会社に不貞の事実を伝えることになるので、慎重に対応をする必要があります。
弁護士によっては照会を掛けられないという場合もあると思います。
質問者様が離婚するかどうかにかかわらず、不倫相手への慰謝料請求は可能です。
今後の具体的な進め方について、一度弁護士にご相談されることをお勧めします。まずは、相手男性に誰が相手なのか確認して、回答できないなら会社に確認する可能性がある旨伝えて、回答を聞き出すことが良いかと思います。

ありがとうございます。慰謝料請求することや、相手の名前を旦那に聞く場合、証拠など隠滅されたり、不倫のことも認めないとなったりはしませんでしょうか?

まず、慰謝料請求を相手方に対して行う場合、不貞行為の証拠は絶対に必要と考えます。
性行為が可能な場所に同一の機会にいる映像・画像や行為を推認させるメッセージ等がないと、相手が否認した場合、立証そのものが行き詰まります。
職場に照会をかける場合、氏名が分かっていることが大前提であり、不貞行為の内容を明かした職場への照会そのものが名誉棄損又はプライバシー侵害となるリスクを孕んでいるため、照会を拒否する弁護士が多いでしょう。
法律的な回答とはなっていませんが、何とかして、その女性に送ったメッセージと、その女性の電話番号や住所といった情報を得ることが先決となります。
これらが分かれば情報は芋づる式に得られますが、これらが得られない場合、弁護士としてもどうしようもない、という結論にならざるを得ないと思います。