盗撮をしてしまったが、後日連絡が来ることはあるか。
先日、お恥ずかしながら盗撮(スカートの中等を撮るのではなく、ボトムスの上から下着がはみ出ていたのを撮影してしまった)をしてしまい、男性に見つかってしまいました。
なお被害者女性は立ち去っており、おそらく撮影されたことに気づいていません。
しかし、警備員に引き渡されたりすることなく、人目につかないところで｢贖罪寄付というのがあり、自分(見つかった男性)の口座から払うので50万円現金を渡せば許す｣ということを言われ、口座から引き出して渡しました。なお個人情報の類は渡しておりません。
ここで質問させて下さい。
①店員に対して、誰かが盗撮していたことを告げ口等していて、盗撮の捜査が行われており後日連絡が来ることはありますでしょうか。
②男性が同様の出口で逮捕等され、取り調べる中で今回の事象が明るみになり、後日連絡が来ることはありますでしょうか。
元警察官の弁護士です。
①の可能性は目撃者がその男性以外に居ないとみられるので第三者に告げ口される可能性は非常に低いと思います。
②その男性はそもそも恐喝です。犯罪です。
その中で、自分の行為を積極的に話す可能性は低いですし、傾向的にそういう方は同様の行為を重ねており、どの事件がどれか具体的に説明できない可能性が大いにあります。
①盗撮を告げられた店員が防犯カメラ等で確認し、客観的状況を認識した場合、捜査機関に通報する可能性を完全に否定することはできないと思われます。
➁こちらも潜在的な可能性という意味では、完全に否定することはできないと思われます。
他方で、捜査機関に対する当該男性の供述が、仮に相談者さんの盗撮事件に対する捜査の端緒となったとしても、相談者さんの盗撮事件については、別途、捜査機関は客観証拠等の捜査を要し、相談者さんの行為が犯罪の構成要件に該当するか否か調べる必要が生じます。
上記、ご参考ください。