万引き事件で指紋検出は証拠になるのか
とある店舗で万引きを行い
数日後同じ店舗で万引き未遂を起こしました
ビニール袋に商品を入れたのですが
店を出る前に怖くなって
商品を袋ごと店の入り口付近に置いてきてしまいました
商品や袋には指紋が付いていると思いますし
1回目の万引きも含めて監視カメラに映っていると思います
窃取した商品は売価合計約10万円で
1度目の既遂と2度目の未遂の手口は同じです
この場合2度目の未遂事件での商品数点やビニール袋から
指紋が検出され、私の指紋と合致した場合
未遂事件だけでなく
1度目の窃盗事件の証拠にもなりますか
また実際に警察が指紋検査を行う可能性はどの程度でしょうか
元警察官の弁護士です。
防犯カメラに犯人の犯行動画が記録されており、その被害品に犯人以外触れていないか、あるいは犯人以外のごく少人数しか触れていないような場合ですと、指紋を上乗せすることで、犯人との結びつきが強まります。
そして、2回目の犯人と1回目の犯人の画像が防犯カメラで明らかとなっており、この2つの犯人の画像対比で同一人物といえるなら、両事件とも捕まる可能性はあります。
指紋採取については、原則的に全ての事件で行います。特に犯人の遺留品であれば尚更です。
もっとも、実際に犯人の指紋が照合可能な状態で検出されることは、私の経験上は1割にも満たない印象です。
また、検出されたとしても、警察としては今までの犯罪データベースに登録されている指紋データとの照合になります。
それ以外の照合が可能になるのは、容疑者として浮上し、容疑者から指紋情報の提供があった場合に限られます。
ありがとうございます
以前傷害事件で指紋は登録されています
ちなみに被害届の提出から指紋採取と照合
監視カメラの確認などを行い
実際に容疑者を逮捕するまでは
そのくらいの時間がかかりますか
また総被害金額が30万円程の場合
自供があったとしても
身柄拘束の可能性は高いでしょうか