養育費の減額は可能か?再婚後の適正金額を知りたい

4年前に離婚し、お互い再婚しました。自分には再婚相手との間に子どもが2人(乳児と幼児)います。
前妻から離婚したのでまた前妻との間の子ども分の養育費を払ってほしいと言われました。小学生2人です。
前妻は現在働いておらず、生活が落ち着いたらパートをするそう。
自分は年収350万、再婚相手も年収350万です。

以前養育費は同条件で7万払っていたのですが、こちらにも子どもがいるため減額できるのでは?と考えています。できれば話し合いで決めたいため、妥当な金額が知りたいです。知恵をお貸しください。

ネクスパート法律事務所の弁護士の北條です。

ご自身の再婚とお子様が2人増えたことは、養育費を減額する正当な理由になります。そのため、以前支払っていた月7万円から減額できる可能性は高いですが、7万円と決めた当時と収入が変わっていないかどうかも考慮の一つとなります。

話し合いの際は、裁判所が用いる「養育費算定表」が目安になります。
再婚相手の方の収入も算定要素になりますので、その金額によって具体的な金額は算出できるのではないかと思います。

また、前妻が働いていない理由が特に正当な理由がないということであれば、賃金センサスに応じた平均年収に収入があると判断される可能性もありますので、さらに金額を下げられる可能性もあります。

加えて、今後、前妻が働き始めれば、その収入に応じて再度協議することになります。

当事者間の協議で話し合いがつかない場合は、調停手続きになるかと思いますので、一度弁護士にご相談されることをお勧めいたします。