SNSで弁護士への相談内容を書き込んだり、相手に直接接触するのは良いのか？
偶然SNSで見掛けたのですが、気になったので……
とあるトラブルで弁護士に相談した（+相談した結果）、というのをSNSのタイムラインに堂々と書いている方がいました。
しかもその方は弁護士に相談したにも関わらず、弁護士を間に挟まずに直接相手にDM等で接触しているような書き込みもありました。
そういった「弁護士に相談した」や、相談内容はたくさんの方の目に入るであろうSNSに書いてもよいものなのでしょうか？
また、弁護士を間に挟むことなく相手に接触しても良いのでしょうか？
拙い文で申し訳ないのですが、ご回答頂けますと幸いです。
相談結果をSNSにあげる行為を禁じる公的なルールがあるわけではありませんが、弁護士の立場としてはやめてほしいと思う先生が多いと思います。
SNSに上げられてしまうと弁護の戦略も立てづらいです。
すでに弁護士に委任しながら相手に直接接触することはルール違反です。
依頼者と弁護士の信頼関係が維持できない場合は弁護士が代理人を辞任することもあります。
その弁護士が、相談結果をある程度外に出すことを前提として相談に応じているのであれば問題は無いでしょう。
また、相談を受けたにとどまるのであれば委任契約は存在しないため、弁護士を介さずに相手に接触することはむしろ普通のことです。
いずれかが弁護士に委任しているにもかかわらず、弁護士抜きで接触・交渉することがルール違反となるのは先の回答のとおりです。
>弁護士に相談した（+相談した結果）、というのをSNSのタイムラインに堂々と書いている
この点の是非はケースバイケースです。
弁護士ならば誰が委任を受けても結論が変らないような当然の常識であれば、「弁護士に相談した結果、支払う義務はないと言われた」などと書くことに特段の問題は無いですし、むしろ望ましい場合もあるでしょう。
お二方、丁寧なご回答ありがとうございます！
委任契約してれば後は弁護士を通じて〜、になるけど、委任契約していない相談の段階でなら「相談の結果～」と直接お話すること自体は問題無いのですね。
大変勉強になりました！ありがとうございました！