著作権侵害で身に覚えのない開示請求が届いた。どう対応すればいいか。
お世話になります。法律やネットトラブルに詳しい方にご相談したく投稿します。
今朝、私の契約しているプロバイダから「発信者情報開示に関する意見照会書」が届きました。
理由としては、ある成人向けコンテンツが BitTorrent で公開された際に、私のIPアドレスが通信元として記録されたとのことです。
しかし私は BitTorrent クライアントを一度も利用したことがありません。
実は当時、自宅PCで VPN Gate(SoftEther)の公開中継サーバーを稼働させていました。そのため、第三者が私のグローバルIPを経由して通信した可能性があると考えています。
照会書には「日時」「IPアドレス」が明記されており、確かに自分の契約回線のものですが、私自身は問題のコンテンツをダウンロードもアップロードもしていません。
また、VPN Gate の公開中継を通じたログは既に残っていないため、自分で証明する手段が乏しい状況です。
【質問したいこと】
1. このような場合、意見照会書には「開示に不同意」として返送すればよいのでしょうか?
2. 「VPN Gate の中継を稼働していたため、第三者が通信した可能性がある」と理由を記載するのは有効ですか?
3. 他に準備しておくべき証拠や対応はあるでしょうか?(例:PCにBitTorrentが存在しないことの確認、ルーター設定の記録など)
無視は不利と聞いたため、期限内に対応するつもりですが、不安が大きいです。
経験のある方、弁護士の方、ぜひアドバイスをいただけますと助かります。
1. 照会書の対応について
期限内に「開示に不同意」として回答いただいて問題ございません。
2. VPN Gateの稼働について
当該期間にVPN Gateの公開中継を稼働させていたという事情は、第三者が回線を経由した可能性を説明する一要素となり得ます。そのため、「自分は利用していない」「第三者が経由し得た」という点を記載することは有効と考えられます。
3. 準備しておく証拠等
厳密には、相手方が指摘する当該通信日時に近接(できれば同一時点)する記録が最も説得力があります。もっとも、その時点の記録が残っていない場合でも、同時期前後の記録や通常運用を示す資料でも一定の価値はあります。
具体例としては、①PCにBitTorrentクライアントが存在しないことを示す画面、②VPNソフトの設定・中継機能ONの記録、等を可能な範囲で保存しておくのが望ましいと考えられます。
参考になれば幸いです。