不貞と裏切りを繰り返す、モラハラ夫との離婚について

不貞、裏切り行為を繰り返す夫と離婚したいです。
詳細以下に記載いたしますが、慰謝料の請求は可能なのか、妥当な金額について、養育費、また離婚の流れ等をご相談したいです。

《自身について》
年齢:33歳
仕事:病院勤務の管理栄養士(時短)
年収:200万円程度
子:2歳半の息子が1人
初婚

《夫について》
年齢:45歳
仕事:会社経営(塗装業)
年収:600-700万円(年商5,000万程度)
バツイチ

同棲開始:2014年4月
結婚2019年5月
第一子誕生日2023年1月

《出来事》
2022年9月
妊娠中に、私に性病(性行為でしか感染しないクラミジア)が発覚。
夫は浮気や風俗は否認。
証拠もないため、結局あやふやになり終了。

2023年8月
女①と2人で温泉旅行へ行っていたことが発覚。
問い詰めると、中学の頃の同級生(既婚子持ち)で、元セフレとのこと。
夫曰く「好意はなく、嫁(わたし)と付き合ってからは身体の関係もない。女の親が持つ、不動産の塗り替えの仕事を取るための接待」との供述。
謝罪の言葉はなく、逆ギレをしてくる。
女の名前と、一緒に行ったこと、嘘をついていたことを確認し、録音済み。

2023年10月
女②との関係が発覚。
女の家に通ったり、出張に同行させていた。
出会いはSNS。最初はお金を支払い(15,000円)身体の関係を数回持った、とのこと。
そのあとは、いろいろ話を聞いてもらっており、私との関係も相談していた、と。
つまり女②は既婚であることを知りながら関係を持っていた。
好意は無いので、浮気では無いとの訴え。
上記内容も録音済み。
女の名前については後日別件で知り、電話番号も確認済み。

2023年12月
女②と関係が切れておらず、女の自宅を夫が会社経費で借りていた。
女が投資のセンスがあり、従業員として雇い自分の金を任せて運用させる、という供述。
「私にバレてから(10月以降)は身体の関係は無い。
女からは投資術を学びたいと思っており、引越しや家賃などでお金も掛けているので、今関係を切ることはできない」と。

上記の出来事がありましたが、子供が小さく、まだ産休中だったわたしは
2024年12月までに、女との関係を一切きることを条件に、30万円の慰謝料を貰い、目を瞑りました。
ですが、現在2025年8月。
なんだかんだ理由(契約更新時期など)をつけ、まだ女の家を借りている状態です。
おまけに、ここ半年で2回ほど、出張と嘘をつき誰かと2人で温泉旅行に行っています。
夫には友人がいないので、おそらく女かと思われますが、特定は出来ていません。

モラハラ気質もあり、私が体調不良で救急車で運ばれているところを面白がって写真を撮ったり
私が作った食事が熱いと、怒鳴り散らしてきたりします。
ですが、外面は非常によく、頭の回転が速くてズル賢い人間です。

精神的に限界がきました。

長文となってしまいましたが、
①慰謝料の請求は可能か、妥当な金額について
②妥当な養育費について
③離婚の流れ
について、お答えいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

夫に対して、慰謝料の請求は可能でしょう。女性側については、夫の自白以外に証拠がどの程度あるかによるかと思われます。

金額としては、離婚を前提とするなら150〜300万前後となることが多いですがケースバイケースです。

養育費については、細かい事情次第ですが、算定票をベースとすると8〜12万円程度となるかと思われます。

離婚については話し合いでまとまるのであれば財産分与も含めて条件を決めて離婚となりますが、財産分与などで揉めるのであれば調停や、裁判離婚が必要となるでしょう。

ご記載の事情ですと、夫に対して不貞慰謝料を含めた離婚慰謝料を請求することができると考えられます。
また、不貞相手についても、夫の自白だけでも請求が認められる場合がありますが、自白以外の証拠があると、仮に不貞相手が争った場合であっても、より不貞慰謝料の請求が認められると思料いたします。

慰謝料の金額としては、離婚する場合には、悪質性や不貞行為の期間などの事情に左右されますが、150~300万円がいわゆる相場といわれているところになります。

養育費については、夫側の所得に関する資料、夫に前妻との子がいるかなどの事情に変わりうるため、具体的な判断が難しいところですが、ご記載されている所得ですと、養育費算定表からしますと8~10万円ほどになるかと思われます。

離婚の流れについては、まず夫婦間の話合いにより離婚に伴う条件(親権、養育費、財産分与など)を取り決め、話し合いがまとまるようであれば、話し合いで離婚が成立することになります。
話し合いでまとまらない場合には、改定裁判所に離婚調停を申し立てて、調停委員という第三者を交えて話し合うことになります。
それでも話がまとまらない場合には、裁判で離婚することになります。
裁判での離婚の際には、法定離婚事由があるかにより離婚できるかが左右されますので、お持ちの夫の録音のほかに、客観的に不貞行為をしたという証拠を集めておくとよいかと思われます。

具体的な進め方等については、一度弁護士にご相談いただくのがよいと存じます。

お二方、ご丁寧にお答えいただきありがとうございます。

夫に対する慰謝料は、まずは話し合いの中で提示し、拒否されるようであれば次のステップという流れですね。
相手に対しては、
①弁護士や行政書士に依頼し、内容証明を作成し送付する
②民事調停で申し立てる
という方法があると思いますが、
以前夫に、相手方への慰謝料請求を仄めかした時に「そんなの無視して終わりでしょ」との反応でした。
どちらも徹底的に無視されてしまった場合は、泣き寝入りになってしまうのでしょうか?

また、証拠なのですが
夫の自白以外に使えるものは
・温泉旅行の領収書
・夫が家を借りていることを証明する書類
・夫と相手のやりとりの写真1枚
関係が発覚した当日、夫の様子を心配する内容で
相手「いきてますか」
相手「しんぱい 連絡まってます」
夫「いきてる」
相手「よかった」
証拠になるかは分かりませんが、念のため記録に残しています。

そもそも、この内容で相手(女②)に慰謝料を請求することは可能でしょうか?

徹底的に無視されてしまった場合には、訴訟を提起することになると考えられます。
訴訟において、お手持ちの証拠で不貞慰謝料請求が認められるかですが、配偶者の自白で不貞行為があったと判断した裁判例があるものの、否定される可能性もあるため、客観的な証拠があるほうがよいところです。
温泉旅行の領収書については、誰と行ったかが分かれば、証拠になる可能性があると考えられます。
家を借りていることについては、その家に夫が頻繁に行っている場合には、不貞類似行為として慰謝料請求をすることができる可能性があるかと思われます。
夫と相手のやり取りについては、この内容ですと不貞行為があったという証拠としては難しいと考えられます。

書面を無視するということは実際のケースでも起こり得ます。その場合は、裁判手続きに移るだけですので泣き寝入りということはありません。

女性に対しての請求となる場合、客観的な証拠にやや欠けてしまうように思われます。温泉旅行については、部屋が同室であったのかどうかという点も関わってくるでしょう。

不貞行為が認められない場合、慰謝料としては認められたとしても金額が少なくなってきてしまうかと思われます。