LINEで誤送信した暴言に対する開示請求の可能性は?

先日とあるクラスTシャツ制作の公式LINEに、送信先を間違えて「ぶち殺すぞ」と急に送ってしまいました。
その直後に「恐喝として警察に開示請求します」と返信があり、スクショも送られてきました。 この場合、本当に開示請求されるのでしょうか?
その後謝罪文を送りました。

法律上、開示請求は可能ですが、今回のケースでは可能性は高くないと思います。

まず、民事上の開示請求では、公然性が必要となるため、誰でも見られるSNSについては対象となりますが、DMやメール、LINEといった個別のやり取りについては対象外となっています。そのため、民事上、LINEについては開示請求の対象ではなく、開示請求はできません。

もっとも、LINEの送信が脅迫罪に該当する場合には、警察からの要請により開示請求が行われ、同請求にはLINE(LINEヤフー株式会社)も応じざる得ないため、
開示請求が認められます。

そのため、今回のケースでは、「ぶち殺すぞ」と送ったことが脅迫罪(刑法222条1項)にあたるかが問題となります。
もっとも、相談者さんは、クラスTシャツ制作の公式LINEに、間違って送信してしまったとのことですから、仮に警察がやり取りを見たとして、前後のやり取りから間違って送ってしまったことは理解いただけるでしょうし、その後謝罪文を送っているのでしたら、わざわざ開示請求をするまでもなく、そもそも脅迫の故意がないので脅迫罪は成立しないと解釈してくれると考えます。

そのため、今回のケースで脅迫罪が成立する可能性は低く、したがって警察が開示請求することもないと思います。