会社への報告 セクハラ不倫

元上司と不倫関係にありましたが、元上司の奥さんにバレて関係が終わりました。
不倫関係にあったことを元上司の会社に私が伝えることに問題はありますか?
また、元上司は業務端末で私とメールをしたり、私のアパートで1年半年ほど一緒「生活していたので会社への交通費の申請を過剰にしていたことになります。(私のアパートの方が会社から近いということ)そのこと会社に伝えたいです。
私はもちろん奥さんに慰謝料を払います。
でも、元上司からは結婚したいとか妻とは離婚するとか嘘をつかれていて、私はその言葉を信じ、私は主人とは離婚し、ひとりで生活していく為転職もしました。
一緒に生活していましたが、家賃や生活費は全て私が支払っていたので、元上司に対して何かしらの制裁をしたいと思っています。
元上司は、奥さんとは離婚もせず、仕事も失わずただ元の生活に戻っただけで何も変わりません。
元上司の社内W不倫は私を含め5人。
別れた後に、元同僚から聞いたのですが、今までも、相談にのると近づきプライベートの連絡先、LINEを聞いてホテルに連れ込み、不倫関係になるという手口でした。
これは、セクハラにはなりませんか?
結局、不倫関係になっているのだから、セクハラにはならないのでしょうか?

ネクスパート法律事務所の弁護士の北條です。

1. 会社への報告について
不倫が私的な内容であれば、内容が事実であっても、元上司の「プライバシーを侵害」したり、「名誉を傷つける行為」と判断されたりする可能性があります。
そうなると、逆に元上司から損害賠償を請求されるリスクが生じます。
但し、本件は社内でのことなので、会社へ報告することが問題ないと判断される可能性もあります。
交通費の不正受給や業務端末の私的利用は、会社の規律に関わる問題です。
「会社の不正に関する情報提供」として、会社の内部通報窓口などを通じて冷静に行うのが望ましいでしょう。

2. セクハラについて
上司という立場を利用して部下と関係を持つ行為は、セクハラに該当する可能性があります。
特に、断れば仕事上不利になるような状況や相談に乗るといった名目で繰り返し関係を迫る手口は、問題視されることが多いです。

3. 元上司への請求について
「結婚する」「妻と別れる」と言いながら結局は現在の妻と離婚をしなかった、という場合でも、残念ながら慰謝料の請求は難しい可能性が高いです。

心中ご拝察いたしますが、上記の回答となります。