自宅から締め出された夫が住宅売却で生活資金を得る是非

結婚35年で離婚調停予定の夫です。浮気を疑われて自宅を締め出されてしまいました。
かねてより妻の家族に提供する食生活が原因で、同居する息子たち3人ともが標準体重40キロ超え、私も糖尿病に心筋梗塞となったため、食生活のアドバイスを求めた方が女性だったためです。
妻はおそらく長年の食生活を否定されたことに逆上して、問題を一方的に私の浮気とすり替えて締め出したと思われます。もちろん浮気も不貞関係も無く、何度も自宅に帰ろうとしていますが追い出されてしまいます。勝手に自宅の鍵を変えられて、かろうじて通帳とカードは返してもらえましたが、重要書類や私物は残ったままで日常生活に支障が出ています。
35年間妻に通帳とカードは強制的に管理され、給料全納で生活費30万円を私一人で負担してきました。妻も同居する息子3人も全員成人して正社員として働いていますが、いわゆる子供部屋おじさんと化してしまい、いくら家にお金を入れているかも不明で、おそらく妻が全額貯蓄に回しているものと思われます。
自宅は私個人名義で住宅ローンも私一人で返しています。
そのため貯金がわずかで一人暮らしを始めるには資金が無く、住宅ローンを払えなくなってきました。
夫婦の共有財産である自宅から一方的に締め出されたため、私名義の家を私の判断で売って生活資金を捻出しても大丈夫なものでしょうか?
妻が申し出た離婚調停は一か月後なので、家を売ったお金は財産分与で分ける事は承知です。
アドバイス頂ければ幸いです、よろしくお願いいたします。

大変お困りのことと存じます。

契約者名義も住宅ローンのご負担もご相談者様ですので、家を売ること自体は問題ございません。
とはいえ、家を立ち退かなければいけない妻(&お子様方)の対応によっては、売却に相当の時間が掛かるでしょうし、お勧めはいたしかねます。

別居後も、生活費(婚姻費用)として30万円+住宅ローン全額をご負担されているのであれば、婚姻費用を減額する旨を妻に送付した上、婚姻費用減額調停を裁判所に申し立てるという方法がございます。
一般論にはなりますが、夫婦双方の収入に応じた適正額を算出し、住宅ローンの金額の一部を婚姻費用に含めることにより、減額できる可能性はあろうかと存じます。

ご相談者様のご状況やご意向により、今後の進め方が大きく変わってきますので、弁護士へのご相談をお勧めいたします。