個人情報の漏洩および精神的苦痛に関する損害賠償請求について

近隣に新築された住宅によってテレビの受信障害が発生したことから、施工業者に対し、問い合わせフォームから対応を依頼しました。

その後、私の同意なく、担当者が私の氏名・住所・相談内容を隣家に伝えた(施工業者は隣家から話が合ったと伝え、隣家が「○○さんですか?」と聞いたことに対して肯定した)ことにより、隣家に相談内容が漏れ、結果としてご近所付き合いに重大な影響が出ました。

私はこれを個人情報の漏洩および不適切な顧客対応による精神的苦痛と受け止め、内容証明郵便にて慰謝料5万円を請求しましたが、支払期限を経過しても対応がありません。以後は文書での対応を求めているにもかかわらず、相手は繰り返し対面での面談のみを要求し、文書では対応方針を明らかにしません。

現在は慰謝料請求額を10万円に増額のうえ、少額訴訟の提起を検討中です。ただし、相手が大手企業であることから、顧問弁護士を通じて通常訴訟に移行される可能性もあり、訴訟戦略について不安を感じています。

【相談したいこと】
・このような事案で10万円の慰謝料請求は法的に妥当性がありますか?
・個人情報保護法や不法行為(民法709条)の観点から、勝訴の可能性はどの程度ありますか?
・相手が通常訴訟に移行してきた場合、原告側の負担(証拠、手続き)やリスクはどの程度でしょうか?
・その他、実務上のアドバイスや、交渉戦略があれば教えてください。

お悩みのことと存じます。お困りのことと存じます。実害があれば、損害賠償請求されてしまう可能性はあります。ただ、請求額通りが法的に認められるとは限らないです。損害賠償請求は可能ですが、損害との因果関係の立証が容易ではないと思われます。客観的証拠が不可欠です。法的責任をきちんと追及されたい場合には、関係した法理等にも通じた弁護士等に相談し、法的に正確に分析してもらい、今後の対応を検討するべきです。納得のいかないことは徹底的に解明しましょう! お力になりたいと思います。良い解決になりますよう祈念しております。