無理と言われた買取業者から自身の石の在処を知る方法

6月に祖父の形見であるサファイアの指輪とダイヤの指輪を叔父に盗まれ勝手に販売されました。
この場合買取業者から返却をして頂くことは出来るのでしょうか?
家庭内の事なのでできるか分からなく、出来るのであれば返して欲しいです。

ネクスパート法律事務所の弁護士の北條です。

結論として、叔父様が指輪を盗んでから「2年以内」であれば、買取業者から指輪を取り戻せる可能性があります。
これは「盗品回復請求」という法律上の権利に基づくものです。
指輪を取り戻すための基本的な手順は以下の通りです。

1. 警察へ被害届を提出する
まず、叔父様に指輪を盗まれたとして、警察に「被害届」を提出します。これにより、指輪が盗品であることを公的に証明でき、後の手続きの基礎となります。
2. 買取業者を特定し、連絡する
叔父様から、いつ、どこの業者に指輪を売ったのかを聞き出す必要があります。業者が特定でき次第、すぐにその業者へ連絡し、指輪が盗品である旨を伝え、第三者へ転売されないように求めます。
3. 代金の支払いが必要になる可能性
注意点として、もし買取業者が、盗品であることを知らずに買い取っていた場合、法律上、あなたが指輪を取り戻すためには「業者が叔父様に支払った代金」をあなたが業者に支払わなければならない可能性があります。

なお、叔父様とあなたが同居しているか否かで、警察の対応が変わる可能性があります。
・ 叔父様と同居していない場合
叔父様の行為は窃盗罪にあたるため、警察に被害届を提出すれば、刑事事件として捜査に動き、売却先が特定しやすくなることが期待できます。
・ 叔父様と同居している場合
「親族相盗例」という法律の特例により、同居親族間の窃盗は刑罰が免除されるため、警察は家庭内の問題として積極的な捜査をしない可能性があります。
しかし、刑事罰がないだけであなたの所有権が消えるわけではなく、民事上の返還請求や損害賠償請求は可能です。

いずれのケースにおいても、まずは叔父様と話し合い、売却先の情報を得ることが解決への第一歩となります。
感情的な対立などで当事者間の話し合いが難しい場合は、弁護士が代理人として交渉することも可能です。