離婚理由の報告が名誉毀損に該当するか相談したい

現在、夫との離婚に向けて準備を進めておりますが、その件でご相談がございます。

離婚理由は、主に夫によるモラハラや信頼を裏切る行動が繰り返されたことです。
具体的には、以下のような事実があります。

女性および男性との浮気(不貞行為は無し)
ニューハーフ風俗の利用
ゲイ向け掲示板の利用 等

これらの行動により、夫婦関係の継続が困難となったため、離婚を決意いたしました。

そこでご相談なのですが、上記のような離婚理由を、夫の両親(義父母)など近しい義家族へ手紙等で報告することを検討しています。

このような報告が名誉毀損に該当する可能性があるか、また伝える際の注意点やリスクを避ける表現方法について、法的な観点からご助言いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

何のために報告するのでしょうか。報告することを要請されているのでしょうか。
仮に自己の感情(報復感情等)を満足させるために行うのであれば、事実を伝えること自体が(どのような表現をとっても)違法と評価される可能性が高いでしょう。

基本的に伝える必要のない第三者に対して、報復、嫌がらせ等の目的で当該情報を伝えた場合プライバシー権の侵害や名誉毀損等のリスクがあるといえます。

何か事情があって話をする必要があるのであれば別ですが、そうでなければご自身にとってリスクしかない行為ですので避けた方が良いでしょう。

ご質問者様に少しでもリスクのある行動は避けた方が無難です。
夫のご両親ということで、必ずしも、ご質問者様に味方してくれるわけではありません。ご質問者様のおっしゃる通り、また、他の先生方も御回答されているように、場合によっては、名誉毀損という誹りを受けてしまうリスクがあります。

離婚については、結局は当人同士の話ですから、無闇に別の人間へ告げる必要性は乏しいです。離婚が目的でゴールということなのであれば、淡々と離婚に向けて必要な手続きを進めることをお勧めいたします。
その障害となる可能性のあるリスクある行動は避けましょう。

離婚ということになれば、やがて、夫の方から離婚原因・背景事情は義両親に伝えられることだと思いますし、もしも夫から正しく伝えられなかったとしても、それはそれで仕方ない、離婚した人なので、赤の他人であると切り替えていく方が、今後の未来はより明るいものになると思います。

腹立たしい思いも多分にあるかと存じますが、ここは、何とかグッと堪えて、淡々とご質問者様に有利になるように手続きを進めて行ってください。