マッチングアプリでのなりすましの可能性。キャンセル料請求の合法性は?

マッチングアプリでのトラブルです。
内容を分かりやすくするためにChatGPTでまとめてもらいました。長文になりますが、よろしくお願いいたします。

【出会いと関係の経緯】

・2025年4月、マッチングアプリで相手と知り合う。
・相手から送られた写真を本人だと信じて、普通にやり取りしていた。
・何度も会おうとしたが、3ヶ月以上にわたって毎回ドタキャンされ、一度も会えていない。
・テレビ電話は何度もしているが、相手は顔を一切映さず、見せてとお願いしても頑なに拒否。
・一方で、自分はテレビ電話中いつも顔を映していた。
・会えない距離ではなく、会おうと思えば会える距離にいるが、会えない理由をその都度変えられ、断られる。
・3ヶ月後、「会わずに付き合えないなら終わりにする」と言われたが、相手に好意を持っていたため、会えることに期待して交際を開始。
・しかし、交際後も一度も会えていない。
・電話はほぼ毎日、仕事終わりに向こうからかかってくる。会えないが故、常に電話は繋げておきたいと言われ、今はそれがストレスになっている。

【旅行の話と金銭的な問題】

・相手から「ブラジルに連れて行ってあげる」と言われ、旅費や航空券はすべて負担すると言われた。
・「飛行機はビジネスクラスで予約した」とされているが、旅程表・予約番号・領収書など、具体的な証拠は一切提示されていない。
・相手は「実家が裕福でお金に困っていない」と自称している。
・一度、自分が「家の近くに行くから5分でも会えないか」としつこく頼んだところ、相手が激怒。
・その際、「旅行はキャンセルする」「キャンセル料を請求する」と言われた。
・実際にキャンセル料として示談で12万円の支払いを求められた。これに応じない場合は弁護士を立てて、しっかりとお金を請求すると脅されたが、「支払い義務があるのか分からない」と伝えた上で、最終的には説得をして引き続き旅行へ行く話に戻った。
・旅行の日程は一応決まっているが、本当に予約されているかは不明。
・ビジネスクラスなど往復のキャンセル料を請求された場合、多額な金額な為折半でも自分には支払う金銭的余裕はない。

【現在の不安と心理的プレッシャー】

・旅行が近づく中、「なぜ一度も会えないのか」と不審に思い、相手の送ってきた写真を画像検索。
・すると、別名義のSNSアカウントが表示され、なりすましの可能性を感じた。
・ただし、相手は非常に怒りやすく、少しでも疑うような発言をすると、「旅行をキャンセルする」「キャンセル料を請求する」と言われるため、本音が言えない状況にある。
・精神的にも強いプレッシャーを感じており、相手の機嫌を損ねないように対応している。

【旅行の背景】

・自分はブラジル人とのハーフで、現地に家族が住んでいる。
・相手が「ブラジルの家族に会わせてあげる」と言ってきたことが、旅行の理由になっている。

【相談したいこと・確認したいポイント】
1. 仮に相手の話が全て事実で、怒って旅行をキャンセルされ、キャンセル料を請求された場合、法的に支払う義務はあるのか?
2. 予約に関する証拠が何もない状態で、口頭やLINEのみのやり取りでキャンセル料を請求された場合、支払う必要はあるのか?
3.キャンセル料の詳細を送られてきたとしても、それを本物だと確認する方法や判断はどうすれば良いのか?
4. このような一方的なキャンセル料請求に法的効力はあるのか?
5. 今後、自分の身を守るためにどのような対応・証拠保全が必要か?

ネクスパート法律事務所の弁護士の北條です。

結論から申し上げますと、あなたがキャンセル料を支払う法的な義務は生じない可能性が非常に高いと考えられます。
まず、相手方が「旅費や航空券はすべて負担する」と申し出ています。これは法律上「贈与」の約束にあたり費用を負担するのは相手方です。あなたに支払い義務はありません。
仮にあなたが旅行を断ったとしても、その原因は「相手が一度も会おうとしない」「なりすましの疑いがある」といった相手方の信頼を損なう行動にあります。約束を守っていないのは相手方であり、あなたに責任を負わせるのは筋が通りません。
「弁護士を立てる」という言葉で金銭を要求する行為は、相手を精神的に追い詰めて従わせるための脅し文句である可能性も考えられます。

予約の証拠が何もない状態で口頭やLINEだけでキャンセル料を請求されても、当然支払う必要はありません。請求する側には、実際に予約が存在したこと、そしてキャンセル料が発生したことを具体的に証明する責任があります。
しかし、仮に何か書類が送られてきたとしても、そもそもあなたに支払い義務がない以上その真偽を確かめるためにあなたが奔走する必要はありません。

したがって、相手との関係を清算し連絡を断つことを強くお勧めします。
相手の言動は、あなたを精神的に支配し、コントロールしようとしているように見受けられます。
・証拠保全のため、これまでの相手とのやり取り(特に「全額負担する」「キャンセル料を請求する」といった発言を含むLINEのスクリーンショットなど)はすべて保存しておいてください。
・今後、もし相手が執拗に金銭を要求してきたり、脅迫的な言動を繰り返したりするようであれば、それは「恐喝未遂」などの犯罪にあたる可能性もあります。
その際は、保存した証拠を持って、警察やお近くの弁護士にご相談ください。