指紋採取で疑われた場合の対処法と注意点について
友達の親のお金が盗られていてそれがたまたま私が友達の家にいる時に起きて、その家族の方から友達か私が盗ったと疑われていて今度警察に指紋採取してもらうと言っていたんですが、 指紋の照合といったものなどは私の指紋を警察の人に採取してそれを照合して一致したらということなんでしょうか??
そして、私はお財布自体は見てないんですが、荷物の整理をしようとスーツケースを広げて整理していた時に周りに色々その家族の荷物などがあり少し邪魔だったのでどかした際に多分その親のカバンである物をどかした時に物が少し散乱してしまいカバンに戻すのに色々触っていてその時に財布を触っていたのかもしれないと思っていまして。
その友達の親の財布は革製のお財布なのは何回も見たことがあるので知っているんですが、、革製の財布だと指紋はずっと残っているものなんですか?その盗られたと疑われてるいる時にその親がベタベタと財布に触っていたのでそれでたとえ私の指紋が下についていたとしたら消えてるものなんでしょうか??
起きたのは2回それが起きており、一回目が21日の朝にお金がないと気づいたらしく本人が言うには9万円入っていたのが5万円盗られていて4万円しかなかったということと2回目は22日の夜にまたないと気づきその時はその4万円入っていたのが3万円盗られていて1万円しかなかったということらしいです。
友人ともその盗られた本人(友人のお母さん)ともそれ以外の友人の家族とは直接話していて疑われている状況ですが、友人も私も盗ってないとずっと言っているんですがそれでも聞いてくれず指紋採取することにしたらしいんです。
色々どんな感じで警察が動くのかネットで調べてはみたんですが、窃盗された日から数日経っているとあまり警察は動いてくれないことや、明らかな証拠というものがないためそれもそれで警察が動いてくれのかというところが今とても心配しています。
私と友人が疑われているのは1回目の21日の朝にないことに気づいた際は、私と友人は前日はサッカーの試合を見に行っており友人の家に帰宅したのが23時半頃でした。その時に家にいたのはお金を盗られた本人(友人のお母さん)と友人お父さんでした。
お父さんの話によると20日の夜に一緒に買い物に行った際にお母さんがお金を下ろしている所は見たし10万円下ろしたうちの1万円をチャージに使っていたのは知っているとのことでした。
そして、私たちが夜に帰宅した時にはお父さんもお母さんも寝ていて、私達も次の日(21日)が朝始発で新大阪からの新幹線に乗らないといけなかったためすぐにお風呂入り友人の部屋に行って寝ました。
そのことは私の友人も私がそのように動いていたことは知っていますし、私も友人がお風呂入ってすぐ一緒に部屋に行っていることもわかっています。
そして、21日の朝8時半頃にお母さんから友人の携帯に電話がかかってきてお金が無いということでその夜に家に出入りしたのは私たちだけなのでそこで私たちのどちらかが盗ったと疑われました。
けど、ほんとに何も知らなかったため財布の中身などを写真で送るよって言いお互いに財布の中身を確認してどちらも5万円などカバンの中にも財布の中にも入っておらずそのことを伝えてその日は一旦落ち着いたんですが。
22日の夜19時頃に私たちは友人の家に帰宅して、その時に家には盗られた本人(友人のお母さん)だけがいて私たちは帰ってきてから友人はその日20時から消防の訓練があったのでリビングで着替えていて、私もその日の夜の夜行バスで帰る日だったので同じくリビングで荷物を整理していました。
それは友人も見ているし、本人(友人のお母さん)も見ていたと思います。
そして帰宅して10分後くらいに友人のお母さんが玄関に行きカバンから財布取って見たら3万円またなくなっていた事に気づき、すぐに私たちのどちらかだと疑われてしまいました。けど、私達もさすがに見るタイミングなどが悪いことからそれだけで疑うのはおかしいと問い詰め、まずその1回目盗られたあとに財布の中身を一度も確認していないのかというのを聞いてみたら確認しておらずほんとにその時に見てないことに気づいたと言われて、その日は友人のお母さんは仕事で私たちが帰ってくる数時間前くらいに家着いたらしく、職場で盗られたとかではないの?と聞いたらそんなことないと言われ、1回目の時の事もあり私たちが1番怪しいと思われてしまいずっとそのまま疑われ続けています。
どーしたらいいのか分からず不安でもし私の指紋が見つかってしまってたとえ変な風に付着していて私が犯人だとされてしまった場合どーすればいいのでしょうか。
元警察官弁護士です。
1そもそもやっていないのですよね?
ご不安なお気持ちは察するところですが、やっていないのであれば問題ありません。
2指紋の照合について
当時は友人のご両親、友人、ご質問者様のみだったということで、被害前後にその財布を触ることができたのは四者のみとのことです。
ご両親どちらか片方の財布からお金が盗まれたということであれば、残るのは他方の親、友人、ご質問者様の三者です。
例えば1人だけ指紋が出ると、その1人は少なくとも財布に触れたことが推認されます。しかし、指紋が出ていない者も拭き取ったり手袋したり服の袖で手を覆って盗むこととあり得ますので、他の2人の可能性を否定することにはなりません。
なお、指紋は革製品だと表面がツルツルした素材だと出ることが多いです。
ご質問者様の指紋が出た場合には、警察からは疑いをかけられるのは避けられないでしょう。
なお、ご質問者様がおっしゃるような事情があったとのことで財布に触れたことがあるというのは、どの程度あり得たことなのかが問題になると思います。通常、そのような盗み以外で財布に触れることはあり得るのか?という疑いをもたれるということです。そのため、このご事情を合理的に説明できるなら、疑いは晴れると思います。
3警察の見立て
いずれにせよ指紋が出た程度では弱いので、他にも証拠が無いと(質問者様が盗んでいるのを見られた、防犯カメラに犯行が映っていた、犯行可能者が質問者様のみだった、自白した)、立件は厳しい案件でしょうね。
ネクスパート法律事務所の弁護士の北條です。
まず、警察があなたの指紋を採取する場合、それは「任意」での協力を求められる形になるのが一般的です。そして、お財布などから採取された指紋と照合し、一致するかどうかを確認します。
革製のお財布に指紋が残るかどうか、また後から他人が触って消えるかについては、状況によるため一概には言えません。しかし、その点を過度に心配する必要はありません。
仮に、お財布からあなたの指紋が検出されたとしても、それだけで「あなたが犯人である」と断定されるわけではありません。指紋は、あなたがその家に滞在していた以上、何かの拍子に付着する可能性があるからです。
最も大切なことは、警察から事情を聞かれた際に「正直に、具体的に話すこと」です。
・「荷物の整理をした際に、邪魔だったのでお母様のカバンをどかした」
・「その際に物が散乱し、元に戻すためにお財布を触ったかもしれない」
このように、あなたが記憶している状況をそのまま正直に説明してください。これは、指紋が付着したとしても不自然ではない合理的な理由になります。嘘をついたり、曖昧な記憶を隠したりすると、かえって疑いを深めることになりかねません。
疑われている状況で感情的になりやすいですが、一貫して「盗んでいません」という事実を冷静に伝え続けることが重要です。
また、いつ・誰が・どこで・何をしていたか、ご友人と記憶をすり合わせて時系列で整理しておきましょう。特に、2回目の盗難が発覚した際は、あなたが帰宅してわずか10分後の出来事であり、犯行の機会がなかったことなどを具体的に説明できるようにしておくとよいでしょう。
警察の捜査には誠実に協力する姿勢を見せることが、結果としてあなたの潔白を証明することにつながります。
万が一、警察の取り調べで犯人として扱われるような状況が強まったりご不安が大きくなったりした場合は速やかに弁護士に相談することをお勧めします。現時点では、正直に状況を説明することを第一に考え落ち着いて対応してください。