盗撮被害の慰謝料請求について
娘が高校の最寄り駅にあるコンビニで盗撮被害にあいました。
コンビニ店員の方が不審人物を警察に通報し監視カメラを確認したところ
娘の高校の制服の子たちが被害にあっており、監視カメラ確認のため警察が高校に来て確認したところ
うちの娘が映ってたそうで高校から連絡、その後私から警察へ電話をし刑事事件として扱うため被害届出して下さいと言われ、本日刑事さんと監視カメラに写っているのが本当に娘かの確認と聴取がありました。
監視カメラの画像を見たら完全に娘で、スーツ姿にビジネスバッグを持った犯人が堂々と膝を90度に曲げてスマホでスカートの中を撮影してる姿がハッキリと写ってました。
今日の聴取を書面にし、被害届を作成して、後日また刑事さんと話をする予定になってます。
見た感じ犯人は20代半ばのサラリーマンでした。
精神的苦痛の為慰謝料請求したいのですが、この場合、慰謝料請求する流れが知りたいです。
慰謝料請求するためには、今回の盗撮に及んだ人物が特定され、その人物の氏名•連絡先等が判明する必要があります(そうしないと、慰謝料請求の相手が特定できないため)。
また、犯人が逮捕•勾留された上で捜査が進められるか、逮捕•勾留まではなされずに在宅事件として捜査がなされるか等も見極める必要があります。
さらに、犯人に弁護人が付くか否かも慰謝料請求の仕方に関わってきます(性犯罪の性質上、犯人本人に被害者側の連絡先が伝わるのは被害者側としては難色なことが多く、犯人に弁護人が付くまで待つか、被害者側として積極的に弁護士を代理人に立てて交渉にあたってもらうかも検討点になります。
大きな流れとしては、警察による捜査→犯人の特定→犯人側と被害賠償の交渉になろうかと思いますが、警察に被害届を提出しているのであれば、被害者側として弁護士を代理人に立てておき、警察と連携してもらう方法も考えられます。
なお、盗撮を含む性犯罪に遭った被害者の方々に対するサポートの制度として、①委託援助(刑事事件対応に関する費用のサポート制度)、②民事法律扶助(損害賠償請求等の民事事件に関する費用のサポート制度)等があり、あなたのご事案でもこれらのサポート制度の適用を受けられる可能性があるかもしれません。
犯罪被害に精通している弁護士であれば、これらのサポート制度の内容も把握しているので、お住まいの地域等の弁護士会や法テラスに問い合わせ、犯罪被害の専門相談を受けてみることもご検討下さい。