マッチングアプリの誤解と不正アクセスを証明する方法は?
マッチングアプリを利用していませんが、パートナーから利用していることを疑われています。
運営側に確認までして、間違いない。とまで言われています。
なお、半年前に興味本位で登録しましたが、すぐやめています。
そのさい、退会をせずにアプリをアンインストールしただけでした。
でも、私とされるアカウントが毎日のようにログインしていると言われてしまっています。
もしかすると、違うアカウントを私だと思い込んでいるのかもしれませんが、それを証明することはできますか?
また、過去の私のアカウントだとして。自分がログインしているわけではないことを証明することはできるのでしょうか。
現在、パートナーと離婚協議中ですがこのことが問題になっており話し合いが進まず、非を認めないならこちらも考えがあるから覚悟しておけと言われてしまっています。
「運営側に確認までして、間違いない。とまで言われています。」とのことですが、本当なのでしょうか。運営側が個人情報を(パートナーとはいえ)他人に教えることがあるのか甚だ疑問です。
ネクスパート法律事務所の弁護士の北條です。
離婚協議中に身に覚えのないことで疑われ、話し合いが進まない状況とのことで、大変お困りのことと思います。
まずご理解いただきたいのは、「自分がやっていない」ということを完全に証明することは、一般的にとても難しいということです。
そのため、相手の主張に矛盾がないか、本当に証拠があるのかを一つずつ確認していくことが重要になります。
考えられる対応策は、主に2つあります。
1.パートナーがどの情報をもとに「あなたのアカウントだ」と主張しているのか、具体的に明らかにしてもらう。
プロフィール名や写真、自己紹介文など、問題となっているアカウントの具体的な情報を提示してもらいましょう。
もしそれがご自身の情報と全く違うものであれば、人違いである可能性が高いと反論できます。
2.過去にご自身が登録したアカウントが悪用されている場合、ご自身がログインしていないことを証明するために、アプリの運営会社に対して、ログイン履歴(ログインした日時、IPアドレスというネット上の住所、使用された機器の種類など)の開示を求める。
ただし、運営会社は個人情報保護を理由に、個人からの請求には応じないことがほとんどです。
そのため、弁護士が「弁護士会照会」という制度を利用したり、裁判所の手続きを通じて情報の開示を求めたりする必要があります。
もし開示されたログイン履歴が、ご自身の行動範囲や所持している機器と明らかに異なれば、第三者による不正ログインであることの有力な証拠となります。
アプリをアンインストールしただけでは、アカウント情報はサーバー上に残っているため、第三者がIDやパスワードを何らかの方法で入手し、不正にログインしている可能性も考えられます。
離婚協議においては、仮にアプリに登録していたとしても、それだけでは法的な離婚原因である「不貞行為(肉体関係)」があったことにはなりません。
慰謝料が発生するのは、基本的に不貞行為のような明確な落ち度がある場合です。
パートナーが感情的に「覚悟しておけ」と迫ってきても、冷静に対応することが大切です。
お一人で対応するのが難しい状況かと存じますので、話し合いがこじれてしまう前に、弁護士を代理人に立てて、法的な観点から冷静に交渉を進めることをお勧めします。
今後の対応としては、
・本当に利用していない。運営に確認した、ログインしたなど、疑っている根拠資料を出して欲しいと伝える
・出てきた資料を持って、弁護士に相談に行く
のが一番だと思います。