空き巣被害の弁済と慰謝料請求の手続き方法は?
4月から5月にかけて空き家中の実家が空き巣被害に遭いました。犯人は逮捕起訴され、初公判が近づいています。
盗まれたものの返還は一部されましたが、高額なものについてはフリマサイトなどで転売されました。被害額の弁済や慰謝料などを求める場合どのような手続きを取るのが良いでしょうか?今のところ犯人側の弁護士からの接触は全くありません。
公判が近づいているにもかかわらず、弁護士からの接触がないとのことですので、被告人に資力がなく、被害弁償が困難な状況にあると推測されます。
仮にその弁護士が国選弁護人である場合、判決の言い渡しと同時にその職務は終了することになります。そのため、判決後に被害弁償を求めるには、貴方が被告人と直接交渉するか、別の弁護士に依頼して民事訴訟を提起する必要があります。
しかしながら、被告人が刑務所に収容される場合、被告人との直接交渉は現実的ではありません。また、弁護士に依頼するとしても、弁護士費用の負担が生じます。
したがって、被告人に弁護士が就いている現在の段階を利用して、被害弁償に関する話し合いを進めることが望ましいと考えられます。被告人に十分な資力がないとしても、分割払い等の方法によって一定の被害弁償がなされる可能性がない訳ではありません。
そこで、検察官に連絡して弁護士の連絡先を聞いた上、弁護士に対してこちらからアプローチしてみてはいかがでしょうか。
弁護士の先生からの適切なアドバイス、たいへんありがたいです。初めてのことで右往左往しており、警察は何のアドバイスもくれないし、とられたものが全部押収されてもいないようなので、悔しい思いばかり募っておりました。判決が出る前に相手側の国選弁護士と交渉できるよう検察官と連絡を取りたいと思います。その場合、こちらは弁護士のお世話にならずとも大丈夫なものなのでしょうか?
必ず弁護士に依頼しなければならないということはなく、貴方自身が国選弁護人の先生に連絡することに問題はありません。
もちろん、国選弁護人の先生はあくまでも被告人の利益を図る立場ですので、示談の内容についてご不安があるようでしたら、示談書を作成する段階で法律相談に行かれるのが良いかと思います。
被害者の立場に寄り添って相談にのってくださることに、心から感謝いたします。いただいたアドバイスをさっそく行動に移して行きたいと思います。ありがとうございました。