娘の適応障害で学校と交渉すべき点と法的助言
中3の娘が、学校での人間関係トラブルや教師からの不適切な指導、いじめ等により、適応障害および中等度のうつ状態と診断されました。
医師からは学校を休むこともすすめられています。
ただ、中学3年で高校受験を控えており、欠席日数が増えることで成績や内申書に不利にならないか非常に心配しています。
こうした場合、学校とどのように交渉し、対応を求めていくことが可能でしょうか。
また、弁護士の立場から見て、今後の進め方についてアドバイスをいただければ幸いです。
弁護士は教育機関の専門家ではありません。
お嬢さんの精神的、進路的損害の発生を抑制すべき現段階において、弁護士の立場での法的アドバイス(法的手段の提示や案内)は適切ではないと思います。
ただ、一般論でいえることは、欠席することにより、自己学習ができなければ成績も落ちるのが一般であるところ、義務教育課程にある年齢にある以上、自己学習が得意という児童はかなりの少数派だと思われます。
しかし他方で、現状でお嬢さんの精神状態と学校環境を判断するに、出席は、状況の悪化を意味するかもしれないのも確かです。
であれば、欠席日数自体が内申に響くかどうかについては、出席を本人の努力と評価することが多いので、全く響かないということはありませんが、欠席するのもやむをえない理由があると学校が理解すれば、大きなマイナスになることは少ないとは思います。
なので、これから進路のための懇談の時期にも入りますので、娘さんの病気回復を第一に、病院の先生の意見も重視して、現状を含めた欠席や受験方針や学校環境対策について学校の先生とよく話し合うべきかと思われます。
もちろん先生も生徒1人のための先生ではありませんので、できることできないことはあると思われます。
ご本人というより親御さんの努力もそれなりに求められることもあるとは思いますが、そこはお嬢さんのために、教育の素人の法律家に相談ではなく、教育の専門家である先生の話を良く聞かれることが重要だと思われます。