準備書面が出せないのに期日を開く意味
12日前に委任していた弁護士が辞任することになり、準備書面がまだ準備できておらず、期日変更申請をしましたが、原告から期日を変更しないで欲しい旨があり、裁判官もその意向を尊重し、期日の変更申請は認められませんでした。そこでご相談させてください。
①明後日の期日に準備書面を提出しない場合、次回の期日に反論する準備書面を提出する機会を次の期日で頂けると考えて大丈夫でしょうか?一応、自分で作成した準備書面を急遽作成したのですが、できれば時間の猶予がある中でしっかり反論はしたいです。反論できないなら明日出そうと思いますが、ご意見を聞かせてください。
②準備書面が提出できないにも関わらず、なぜ、期日を開催するのでしょうか?原告の狙いを推測で良いので頂ければと思います。なぜ辞任したのかを知りたいと言っているとは聞いています。
③初めて期日に臨むのですが、裁判官のことは何とお呼びすれば良いでしょうか?また相手方の弁護士は何と呼べばよいですか?ご意見よろしくお願いします。
1)
裁判官の訴訟指揮次第ですが、当日骨子を口頭で説明できるようであれば、きちんとした書面を提出する機会は通常与えられるように思います。
2)
辞任の経緯(特に原因)を口頭で聞きたいということではないでしょうか。
3)
裁判官は「裁判官」、弁護士は「〇〇先生(状況で分かれば、単に「先生」)」又は「(1人なら)原告代理人」でいいと思います。
松本先生
ありがとうございます。教えて頂き、助かりました。
弁護士に相談した上できちんとした書面を出せるように努めたいです。
弁護士が辞任したという事由で期日延期が認められないのは珍しいケースなのでしょうか?
委任していた弁護士からは期日は延期になり、弁護士が変わると言えば猶予がもらえると聞いていたので、自分自身で対応しなければいけない状況に困惑しています。
また、他に質問されそうなことってありますでしょうか?
どんなことを聞かれるのか、どこまで答えないといけないのかが難しいです。
弁護士が辞任するケース自体が多くないので、はっきり分かりませんが、当事者本人(貴殿のような)の都合がどうにかしてつくなら延期しないことも十分あり得るのではないでしょうか。
あと、聞かれるとすれば、後任の弁護士を立てる予定か、立てるなら選任(相談)はどの程度進んでいるか、であろうと思います。
逆に、事件の中身については、後任の弁護士と詳しく相談したい旨を答えておけば、理解してもらえると思います。悪質な引き延ばしが疑われるのでない限りですが。
裁判所は、緊張感のある場であることは確かですが、取って食われるわけでもなく、(弁護士から見る限り)業界外部の方にはむしろ優しい印象です。
松本先生
昨日、無事に期日を終えることができました。
事前に聞かれることも予想できていたので、スムーズに答えられたと思います。
裁判官も優しく接してくださり、安心しました。
時間の猶予を頂けたので、今後の方針をしっかり検討していきたいと思います。
ありがとうございました。