個人再生は可能か?住宅売却中でローン負担軽減予定

個人再生を考えています。
負債額 1200万
住宅ローン有り
住宅ローン残り3000万
住宅査定 3500万(アンダーローン)
オートローン有り270万
車査定  290万
車のローンは第三者に払ってもらう予定です。
住宅は売却中です。
個人再生可能でしょうか?

個人再生の場合、財産の直前処分行為があっても処分前の状態と財産価値を評価して清算価値を計算することになりますので、本件では、少なくとも自宅のローン差額分(500万円)は清算価値となり、少なくとも最低弁済額は500万円になると思います。さらにいえば、自動車の所有者欄の名義があなた名義であるとすれば、その価格(290万円)も清算価値に加算する必要があるため、再生計画の弁済期間を最長5年と設定しても返済可能な金額に収まるかどうかが問題になるように思われます(逆に自動車の所有名義がローン債権者名義であなたは使用者して登録されているなら、ローンを第三者弁済することにメリットが見出せない場合もあるでしょう)。
そもそも、自宅を処分する予定なら果たして個人再生を選択するメリットがあるのか、という疑問もあります。
ネット相談ではなく、詳しい事情をもとに弁護士へ直接相談した方がよいと思います。

住宅売却が決まった後に個人再生した場合はどうなりますか?

先の回答の冒頭でも述べたとおり、基本的な考え方は先の回答と変わらないと思います。売却処分が決まった場合は売却諸費用と繰上返済手数料の部分をどう考えるのか(清算価値に含めるのか抵当権者への返済に必要な費用として控除するのか)が問題にはなると思いますが、いずれにせよ、自宅の資産価値がその程度の金額になると最低弁済額がかなりの金額になるので、そもそも個人再生による返済が可能なのかどうか、あるいは可能としても個人再生を選択するメリットがどこまであるのかという問題があります。
住宅資金特別条項を設けないのであれば、個人再生でなければならない事情がある場合(資格制限など)を除いて自己破産を選択した方が生活再建のためにはベターではないかとも思えます。安易な手続選択は危険ですので、公開の場ではなく弁護士へ直接相談すべき事案と思料します。