日記や診断書でモラハラの証拠となりますか?
夫から無視や言葉のモラハラがあります。
日記はつけていますが、タイミングが合わず録音などはあまりできていません。
数年分日記はありますが、離婚の際にモラハラで慰謝料の請求はできますか?
ストレスが悪化し、心療内科など病院に行くことも考えています。そこで診断書をもらおうと思っています。また、心電図にもストレスの影響が出ています。
モラハラといいますが、離婚するための離婚原因としては婚姻を継続し難い重大な事由といえる精神的虐待に至っているかどうかが基準であり、モラハラというだけではそのように認定される可能性はあまり高くありません。
慰謝料も離婚原因に至る程度にならないと難しいと思われます。
重要なのは、ご相談者の主観ではなく、客観的に精神的虐待といえるモラハラ行動なのかということです。
なので、婚姻を継続し難い重要な事由として、精神的虐待の証拠としての日記だけでなく診断書を取ることはお薦めします。
更には、面談による弁護士との法律相談をお薦めします。
日記については全く無意味ということではありませんが、裁判所が証拠としてあまり高くは評価しない傾向にあるかと思われます。録音やLINE等の客観的な証拠がない場合、ハラスメントの事実がまず認められないというケースも多いです。
診断書の取得を行なった上で個別に弁護士に相談をし、確認されてみた方が良いでしょう。
お返事ありがとうございます。
現在は女性相談には行っていますが、やはりしっかりと診断書を取得した上で弁護士に個別相談に行くことにします。
証拠を集めたり診断書や相談履歴等の証拠を作るに当たって注意しなければならないのは、匿名の先生も仰られていますが、「ご相談者の主観ではなく、客観的に精神的虐待といえるモラハラ行動なのか」ということです。
もっと言えば、客観的な事実としてご主人がいつどこで誰に何をどうやって言ったりやったりしたのかという5W1Hをきっちり形にすることが大事です。
お気持ちはお察ししますが、ご主人の言動に対してご相談者様がどう感じたか、周りから見てどう映るか、という”評価”はぐっとこらえて二の次にしていただき、”事実”を記録に残していくことをお勧めします。
評価は、実際に裁判を起こしたりするときに弁護士に相談をしながら付け加えて行けば良いでしょう。