学校もハラスメントの担任も、加害者も動かない いじめ事案
小学校低学年の子どもが空手を習っているクラスメイトから、首を絞める、先生に言ったらぶん殴るなどのいじめを日常的に受けています。担任は無関心で対応せず。担任は暴言、威圧的な指導を行います。教育委員会経由で働きかけても、学校も動きません。子どもは精神疾患になり、不登校になりました。
不登校になってしまわれたお子様の心痛お察し申し上げます。頼りにすることができない学校に通わせることはできないでしょうから、学区域外の小学校でも致し方がないので転校するようにしてみて下さい。もっともお子様によりますけれども、一度、小学校にて虐めを受け続けて、耐えがたい思いをさせらた体験をしてしまった以上、どの学校でも同じという思いを抱いてしまって不登校は解消できないかも知れません。気が遠くなるかも知れませんが、根気よく、お子様を支えてあげるようにして下さい。
さて他方で、お子様の通うな深刻な被害についての賠償問題ですが、加害者児童の保護者を相手方にして慰謝料を請求する調停を申し立てるのが基本になるかと思います。調停の場合は、相手方が誠実に対応することが前提となるわけで、誠実な対応がなされなければ時間の無駄になってしまうという問題があります。しかしだからといって、裁判にする場合は証拠のあるなしで全てが決まってしまうので、客観的証拠がないなか、そもそも虐めを受け続けていたという事実さえ認めて貰えないことにもなりかねないのです。
これに対し、学校や教育委員会にて対応をしない不作為の責任を追及するということも考えられないではありませんが、そもそもいじめ相談を受けたとき、どのように対応すればよいのかという正解は誰にも分からないところであるので、よほど重大な深刻な結果にまで至ったということでない限りは、責任追及は困難であると思います。