不動産査定の結果を調停資料として使えるか?
現在調停をしているのですが、10年以上前の曾祖母の遺産相続が終っていなかったらしく、実父が亡くなっている為に自分が相続人になりました。
相続対象は土地なのですが、申立人が生前曾祖母の土地に家を建ててたみたいで、物件と土地の名義人が違う状態です。
実父とは幼い頃に両親が離婚して以来関りが無かった為、申立人の弁護士さんから「生前面倒を見てた、亡くなった後も土地の支払いをしていたから譲渡をしろ」と内容で譲渡しろと唐突に遺産関係の書類無しが殆ど無し状態で連絡が来ました。こちらからしたらその土地に家を建てて現在まで住み続けているのだから当たり前だと思っています。
(曾祖母は生前元気だったらしく、パートをしたり年金を貰っていたりとの内容を向こうの書類に書いてありました)
こちらとしては、不動産が提示する査定額で支払ってほしいです
質問1
複数の不動産屋に土地の査定を依頼しているのですが、ほぼ連絡はなく一件調停用の書類が出来ない為査定ができない旨の連絡はありましたが、参考で対象地域の坪単価を教えてもらいました、この内容は調停の参考資料として使えますでしょうか?(連絡方法はメールです)
質問2
生前から遺産対象の土地に家を建てており、曾祖母の死後も遺産分割していない土地の上に住み続けて、「面倒を見ていた」「固定資産税を払い続けている」などを理由に譲渡しろと言ってくるのですがこちらに関係あるのでしょうか?
質問3
裁判所に依頼する不動産査定は相続人全員で負担するのか、それとも一人で支払うのでしょうか?
質問1について、ご自身の不動産の評価額の根拠として使用するのは問題ないと思います。
ただし、相手方が受け入れるかどうかは分かりません。
質問2について、遺産の形成に寄与した、費用を負担しているとの趣旨だと思われます。
理由にはなり得ますが、具体的な内容やその他の事情の有無も検討しなければならないと思います。
質問3について、自身が主張する査定額の根拠は各当事者が負担するものです。