婚姻費用分担調停について

5月上旬から子どもを連れて別居をしています。
婚姻費用の話しをしようとしても論点のすり替えや無視をされ一銭ももらえないので、5月中旬に調停の申し立てを家裁に出し、7月中旬に1回目の調停があります。私は弁護士をつけていませんが、夫は弁護士が出廷するとのことです。

まだ裁判所から書類は届いていないのですが、婚費調停の前に準備しなければならないこと、調停当日に聞かれることなどをご教示いただけると幸いです。

ちなみに算定表から月14-16万円が相場であるため、希望額は16万円で出しています。
私は障害年金しか収入がなく困窮しているので、早期決着をつけたいです。
1回目で話し合いが決裂したら、審判に移行するのはアリでしょうか?法的な手続きが全くわからず、早く決着をつけやすい方法がありましたらこちらもご教示いただけますと幸いです。

アドバイス、よろしくお願いいたします。

ご質問に回答いたします。

婚姻費用分担調停では、通常、裁判所が公表している算定表に基づいて婚姻費用を決めることが多いです。
算定表では、双方の年収、お子さまの人数・年齢に基づいて婚姻費用が決まっているので、まずは、ご質問者様の年収について聞かれるでしょう。
障害年金は年収として考慮されますが、特別な計算が必要になりますので、
その点も確認されるかもしれません。
また、働けない事情も確認される可能性があります。

以上の前提として、別居に至る経緯等も確認されるものと思われます。
その流れで、別居後の婚姻費用支払状況及び婚姻費用支払についての交渉の経緯を確認されます。

審判に移行するかを決めるのは最終的には裁判官ですが、
1回目で話が決裂して審判に移行することは稀です。

早く決着を付ける方法は、ご質問者様にとっては不本意かもしれませんが、
ご質問者様としてどれだけ、譲歩できるかということになるでしょう。
調停は話し合いですから、相手が同意しない限り調停は成立しませんので。
もちろん、譲歩せずに審判で第三者である裁判官に判断してもらうことも可能ですが、一定程度の期間がかかります。
その場合は、婚姻費用の仮払い(相手が認めている金額をとりあえず払ってもらう。)を求めるといいですよ。

弁護士に依頼する予定がない場合でも、
可能であれば、お近くの弁護士に直接相談されて、今後の対応についてアドバイスを求めることをおすすめいたします。
ご参考にしていただけますと幸いです。

残念ながら、1回目の調停期日で決着することはほとんどありません。
お互いの収入資料を裁判所に提出することになりますので、あなたの収入資料の提出が未了なら、当日提出できるように準備されるのがよいでしょう。
相手の収入資料も入手済みなら、一緒に提出するとスムーズです。
相手に弁護士がついているので、期日前に相手の弁護士に収入資料を送ってもらうよう頼むのもよいと思います。

また、婚姻費用の最終的な金額が決まらなくても、仮払いを求めることができます(強制はできませんが)。
たとえば、こちらの希望額が16万円、相手の希望額が10万円なら、少なくとも10万円を払うことについては、争いがありません。
そこで、あなたが「生活に困窮しているので、とりあえず今月から10万円だけでも仮払いしてほしい」という話をすれば、相手も応じるかもしれません。
最終的に婚姻費用が16万円に決まれば、不足している6万円分は、後から払ってもらうことができます。

ご回答いただきまして、ありがとうございます。
仮払いという方法があることは知りませんでした。
変に焦って減額に同意してしまったりはしたくないと思っていますので、とりあえずはそちらをお願いする方向で進めたいと思います。

調べている中で調停は数回行われて結論が決まるまでに数ヶ月かかるということでしたので、そこまで婚姻費用の分担が0のままだと最悪貯金が持たず子どもにも負担をかけてしまうことになるので、どうにかできないかと困っておりました。

アドバイスありがとうございました。

ご回答ありがとうございます。
いい結果になるといいですね。