市役所での長期的なパワハラに対する法的責任追及は可能?
15年前、市役所に入庁しました。上司Aと二人っきりの施設で業務にあたっていましたが、「連日罵声を受ける」「8時間近以上叱責を受ける」「書類を投げつけられる」「徹夜業務を強いられる」「罰金を取られる」などを受け、うつ病を発症して9か月後に休職しました。その後、約10か月後に異動して復職しました。
しかし、4年後に人事異動で上司Aの元に戻ることになりました。事情を理解している課長や他部署の方が上層部に掛け合ってくれましたが、異動になました。上司Aの元に異動後、休日の無給出勤や呼び出されてタクシー替わりに使われるなどされ、5か月後に再び休職しました。また、休職中に上司Aが異動となり、約1年後に同じ課で復職しました。
しかしながら、人事異動で再び上司Aの元に配属となり、精神的なストレスに加えて昼休憩の禁止など命じられ、1か月でうつ病になり休職しました。その後、上司Aは定年退職しました。
私は、上司Aが退職後に復職しました。しかし、上司Aの問題行為を放置して、私が当て石に使われたような気持になりました。組織に対する不信感からうつ病を発症し現在、休職しています。
もう、公務員を辞めて、民間企業に転職しようと考えています。このような退職ケースの場合、市に対して安全配慮義務違反や傷害罪、労災の認定など、何らかの責任を認めさせることができるのでしょうか?
お困りのことと存じます。お悩みのことと存じます。詳しい事情がわからないので、一般論として回答できるところだけ、ご対応いたしますと、実害があれば、損害賠償請求できる可能性はあります。ただ、請求額通りが法的に認められるとは限らないです。損害賠償請求は可能ですが、損害との因果関係の立証が容易ではないと思われます。厚生労働省「精神障害の労災認定」という基準等を踏まえて、違法なパワハラによって、精神負荷が「強」であると判断される必要もあります。客観的証拠が不可欠です。本相談は、ネットでのやりとりだけでは、正確な回答が難しい案件です。本件は、法的に正確に分析すべき事案です。素人判断は大いに危険です。本件、有料相談です。1回1万円+消費税です。時間は約1時間です。良い解決になりますよう祈念しております。