生命保険受取拒否や葬儀依頼の法的責任についての相談
兄弟間の保険金が絡むトラブルでご相談です。
お聞きしたいのは下記2点でございます。
・生命保険の受取人に指定されているが
受け取りを拒否することはできるか。
・生命保険の受取を拒否できなくても
兄が依頼してきた葬儀の方法について
断ることに法律上問題はないか。
私と兄は互いに一人暮らしをおり
兄は今年60歳で私とは7歳違い
数十年前に脳手術を受け
障がい者手帳も持っているようです。
兄が生命保険に加入し、その受取人として
弟である私を指定したようです。
証書を見たわけではないので
実際に契約しているかどうかもわかりません。
兄は自らの死後の葬儀について
私に依頼してきましたが、かなり特殊で
海に散骨するよう指定しています。
兄が過去に許しがたい所業、言動を
私に向けてきたことが多々あり
嫌悪を抱いている私は極力兄に
関わらないようにしてきました。
年に1回元旦に実家で顔を合わせる程度です。
また海への散骨という依頼内容について
私としては引き受けたくない
事由が多々あり、保険金の受け取りも拒否し
散骨という葬儀についても荷が重いとして断りました。
先日、兄から保険金の受取人に
なっているのだから
責務を果たすのは当然だ、
民法で縛られているから
逃げることはできない、
といった趣旨の恫喝とも思える
連絡がLINEでありました。
このような脅迫じみた強要は
受け入れなければならないのでしょうか。
ご助言のほど、何卒よろしくお願いいたします。
保険金自体は受け取りを拒否することは可能です。また,兄との間で死後の葬儀の方法等について取り決めをしているわけでも,そうした契約をしているわけでもないため,法的な強制力をもって兄の指示通りの葬儀を行わなければならないということにはなりにくいかと思われます。