上司が3回セクハラをでっちあげた件についてとれる選択肢、他の手段について相談したい。
上司による虚偽のセクハラ被害捏造について
概要
私は現上司の誘いで、現在の会社に入社しました。
しかし最近、上司が私に対して 虚偽のセクハラ被害 をでっちあげる行為を3回にわたり行い、名誉を毀損され、大きな精神的苦痛を受けています。
これまでの経緯
ケース1(2025年4月27日)
場面: 同僚に誘われた食事の場(上司同席)
内容: 上司から「辞めたLGBTスタッフ(男性)があなたからセクハラ被害を受けたと報告している」と言われた
対応: 元スタッフに直接確認 →「そんなことは一切言っていない」と明確に否定
結論: 上司の虚偽
ケース2
場面: 別の元女性スタッフについて
内容: 上司から「その女性スタッフがセクハラ被害を訴えている」と言われた
対応: 該当スタッフに直接確認 →「そんなことは言っていない」と明確に否定
結論: 上司の虚偽
ケース3
場面: 現在勤務中の女性スタッフについて
内容: 上司から「その女性スタッフがセクハラ被害を訴えている」と言われた
対応: 該当スタッフに直接確認 →「そんなことは言っていない」と明確に否定
結論: 上司の虚偽
会社への相談と対応
上記の事実を社長に相談
顧問弁護士見解: 「仕事外のことなので会社は関与しない」「処罰もない」
社長から「民事で裁判でもすればいい」と言われた
結果: 会社としては不介入・事実上放置
現在の状況
3回すべて虚偽であり、関係者本人が明確に否定している
上司による悪意ある 虚偽の告発 により、名誉毀損・精神的苦痛が大きい
会社の対応にも失望し、今後この会社で勤務を続けるのは困難
相談したいこと
上司個人への 名誉毀損・損害賠償請求 の可否
会社への 安全配慮義務違反の追及 の可否
慰謝料相場・請求金額 と 訴訟にかかる費用・流れ
今後取るべき 法的手段・証拠収集方法
それぞれの事実が虚偽であることが証拠上明確にできるのであれば、上司本人を訴えることも可能です。名誉毀損については、不特定多数人に虚偽情報が伝播し得る状況であったことを要しますが、そのような状況であれば、名誉毀損にあたると思いますし、そうでなくても、就業環境を明らかに害されており、損害賠償請求は可能でしょう。
社長の対応から、会社の安全配慮義務違反も成立し得ます(そもそも、上司本人の不法行為が成立すれば、会社の使用者責任も成立する可能性が高いです。そのうえで、安全配慮義務違反も成立し得ると思います。)。
解決金相場は今後の展開や相談者様のご希望によります。
ご自分からは退職せず、労災申請してこれが認められる状況になれば、会社が退職扱いしてきても不当解雇と同様の状況になり、実際には働かずとも、解決時までの賃金請求が可能になります。
ご自分から退職する前提であれば、慰謝料額は、安全配慮義務違反分を合わせて、請求額は300万円程度で請求して、実際には150万円~200万円くらいが妥当なラインでしょうか。
証拠収集方法は、もし今回の事情を知っていてそれなりに付き合いが続いている退職者がいれば、その方と連絡して証人になってもらい、陳述書等を書いてもらうことや、会社側とのやり取りについてメールや録音に残すようにしておくことが考えられます。
法的手段としては、まずは弁護士間交渉、その後労働審判か訴訟かでしょう。
費用面は、弁護士により違うでしょうから、具体的にご相談ください。