民事裁判にて本人訴訟する際、相手に会いたくない(見られたくない)場合の対処法

民事裁判で本人訴訟(被告)で対応予定です。
相手側は遠方なのでWebにて参加されると思うのですが、その際にこちらの風貌を見られたくありません。何か対策はありますか?
想定される状況として

1、相手方はWeb。当方は出廷。
この場合、遮蔽措置は可能か

2、双方ともにWeb。
この場合
・相手側には当方の映像を映さない(法廷のモニターのみに出力する)
・Teamsへ当方と裁判官が先行して入室し、本人確認後に当方の画面は非表示
のどちらかは対応してもらえるよう裁判所へ要求可能か

理由としてはどちらもWeb会議にて裁判を行う際のプライバシー保護の観点から容姿を公開したくないからです。
Web裁判で録画、録画、撮影、スクリーンショット、配信などは禁止されていますし、ホスト(裁判所)側がTeams等のソフト上で録画等の権限を許可しない事も可能ですが...
・他の録画ソフト等を使う
・隠したカメラ、マイク機材で録画、録音する
等、やろうと思えば録画等可能である事に対して現状対策がなされていませんし、確認も出来ません
実際の法廷のように所持品検査もありませんし、信用出来ません

このような理由で裁判所に配慮はお願い可能でしょうか?

このような理由で裁判所に配慮はお願い可能でしょうか?
→お願いすること自体は可能かもしれませんが、裁判は原則公開の手続きですので、一般的には特段の事情もなく容姿を公開されたくないという理由で、特別の扱いをしてもらえる可能性は低いとは思われます。正確なところは、担当の書記官にお問い合わせください。

倉田先生、回答ありがとうございます。
IT裁判でのプライバシー権の保証について不満があるとの主張では配慮して頂けない可能性が高いのですね
「特段の事情」というのは例えばどういった感じでしょうか?

「特段の事情」というのは例えばどういった感じでしょうか?
→当事者が犯罪やDVの被害者と加害者といった危害を加えられる場合などです。
たとえば、離婚調停などの手続きではそのような事情がある場合、当事者が顔を合わせないよう動線の工夫や通常の待合室ではない特別の待合室を要しするなど実際に配慮してもらえることはあります。