刑事事件加害者との匿名での示談について

私は首都圏在住で、ある刑事事件の被害者です。加害者は逮捕されております。加害者の弁護士から示談したい旨の連絡がありましたが、私は示談書に自分の名前など個人情報を残したく無いため、弁護士に依頼したいと考えています。
条件などの交渉は私が行い、示談の手続きのみ弁護士に依頼することは出来ますか?その場合の料金の目安はありますでしょうか?
なお、私の心情として加害者を許すつもりは無いため、加害者側の提示する金額次第では、示談しないという選択肢も十分ありえます。

私は加害者側の弁護しかしておりませんが、示談は多数成立させています。警察や検察に示談書を提出して不起訴処分にしてもらう関係で私の場合は被害者様の氏名、住所については示談書に記載をお願いしております。しかし、その示談書を依頼者である加害者に提示する時には被害者様の氏名、住所はマジックなどで完全に抹消することにしており、その点を示談書に明記しております。弁護士は当然その点を厳守します。今までにそのような取り組みで加害者が被害者様の氏名や住所を知るに至ったことは一度もありません。よろしくお願いいたします。

相談者さんが被害者として、示談交渉を任意の弁護士に依頼することは可能です。

費用は事務所によって様々です。
以下の日本弁護士連合会のサイトを参考ください。

https://www.nichibenren.or.jp/legal_advice/cost/legal_aid.html

示談書の記載については、弁護士はあくまでも代理人ですので、委任者としての相談者さんの名前を最低限記載しないと誰の代理人として契約書に署名捺印しているのか分からなくなります。
ただ、先方(の弁護士)との交渉で、相談者さんの名前を相手方本人に開示しない様に求め、先方が了承した場合は、該当部分を黒塗した形で相手方本人に示す形で示談契約を締結することが可能となります。

詳細はご依頼いただく弁護士とご相談ください。

ご丁寧かつ経験に基づいたご回答ありがとうございました。