同居賃貸の解約後、家賃負担の法的責任についての相談

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夫が勝手に同居していた賃貸から出て行き、別居となっています。賃貸は夫名義であった為夫が別居後解約してしまいました。しかし急な引越しが出来なかったことから、賃貸会社から賠償請求(=居座っていた分の家賃)の請求が夫に行っていました。 夫側からは家賃の賠償請求を求めるらしいのですが…私の以下に挙げる対応によってどの様な違いがあるのかお伺いしたいです。 ①婚姻費用請求を申し立てない場合、婚姻費用の計算もなく、賠償(家賃)を私が夫に支払わねばならないのでしょうか? ②婚姻費用請求を申し立てる場合、婚姻費用を超える家賃分が発生しますが、それについては支払わねばならないのでしょうか?

匿名希望 さん

弁護士からの回答タイムライン

  • 匿名A
    匿名A弁護士
    婚姻費用と家賃の支払いは法的には別の問題です。 通常は、婚姻費用の計算の中で住居費を考慮して婚姻費用を定める(婚姻費用の金額から、相手方が負担している住居費相当額を差し引く)という処理をすることが多いです。住居費相当額は主にあなたの年収から決めますが、家賃全額よりは低額であることが多いです。 もっとも、婚姻費用の請求が認められるのは、請求をしたとき以降の部分です。 今まで請求や調停をしていなかったのであれば、遡って過去の婚姻費用を支払うように求めることはできません。 そのため、過去の家賃の部分についてこれから婚姻費用調停を進めても精算することはできないように思います。 別途、相手方から民事訴訟があった場合に対応する方向になりそうです。
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この投稿は、2025年3月16日時点の情報です。
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