不倫相手に貸した1000万円の返金を請求する方法は？

Question

不倫関係にあった男性に(相手にご家庭あり)
開業資金として約1000万円を貸しました
(2006年くらい。複数回で合計約1000万円。契約書複数あり)
201０年夏には関係は終わっており会っておりません。。

返金希望するメールへの返事で
「ある時に少しずつ返すしかないので銀行口座番号教えて下さい」
と返事があったのは2016年1月
しかし入金なく
以降全く音沙汰なくです。

返金の請求を正当にできるでしょうか？

補足：
開業はされたが
店舗は継続しておらず
謄本を取りましたが知る住所の土地住宅などの権利をご本人はお持ちではない状態です。

一時期県外のある会社にいたことはネット検索で知りましたが
すでにその会社は辞めている様子。

が
ご家族のご実家の一角を貸店舗として貸しているのを知っています
(店舗の方に誰に賃貸料を払っているか聞いたため。ただ正式な貸主は誰か不明)

倉田 勲 弁護士 · Answer

返金の請求を正当にできるでしょうか？
→請求について、２０１０年夏以降あっておらず返済がないということであれば、時効の問題があります。具体的にはいつから時効が始まるか、２０１６年の返信が時効の更新事由に当たるか等の検討が必要になります。
また、仮に請求できるとしても、最終的には相手の財産からの回収になりますが、相手に資力がなければ回収はできません。したがって、資力についての調査検討も必要になります。
加えて、不貞関係にあったのでしたら、請求をきっかけに相手の配偶者からの慰謝料請求の可能性もあります。
以上のとおり、いくつも検討事項がありますが、この場での回答では限界がありますので、一度お近くの法律事務所でご相談ください。

倉田 勲 弁護士 · Answer

不貞関係に対する慰謝料は通常どれくらいでしょうか
→肉体関係がないということであれば、法的な不貞関係がなく、原則として慰謝料の認定はされません。

相手の銀行口座や配偶者の銀行口座をしらべるにはどんな手続きが必要でしょうか
→債務者に対しては、裁判をして判決を取った後、財産開示手続きや第三者に対する情報取得手続きという手続きで口座などを調べることが一般的です。
一方で配偶者に対しては、ご相談内容を拝見する限り、あなたから配偶者に対して請求できるものがなく債務者ではないため、配偶者の口座を調べることは困難と思われます。

倉田 勲 弁護士 · Answer

判決後に本人に入る年金などから返済はされるでしょうか？
(なんらか給与や報酬があっても
裁判になる時点で配偶者のものにされることも予想したのですが。現在64歳だと思います)
→給与や報酬などがあれが、それに対して差押えは可能です。もっとも年金は差押え禁止債権ですので、差押えはできません。