性被害、示談撤回からの自白、今後どうする
不同意性交等未遂の被害に遭いました。
元々加害者との間で示談が成立していたにも関わらず、急に加害者側から一方的に示談撤回をされ、勝手に自首しにいかれました。
それにより私も警察に相談に行き、近々正式に被害届を出すことと、刑事告訴をするつもりです。
自首の際に向こうの自白内容と、私の証言に食い違いはないとのことです。
今日弁護士さんに無料相談にも行きましたが、現時点では自白していても、起訴となると黙秘してくる場合があり、結果的に不起訴になる事もあると聞きました。
またそもそも自首したことを反省していると捉え、検察官が不起訴にすることもあると言われたのですが、一方的に本来なら加害者側からの示談は撤回できないにも関わらず撤回をして自首したことは、反省したと捉えられるものですか?
被害者の私からしたら反省どころか、こちらの事を何も考えずに行った身勝手な行動であり、保身でしかないと思います。反省しているから自首したとは到底思えません。
性被害は確かに2人きりの密室の空間でのことなので立証が難しいのはわかりますが、加害者が自白をしていて、それが被害者の私の証言と食い違いもないのに、それが証拠にならないことが起こり得るのでしょうか?
もし刑事告訴して、加害者側の弁護士から示談の連絡があった場合、こちらも弁護士さんを立てないといけないでしょうか?
客観証拠が存在しない事件の場合、供述証拠の比重が極めて大きい部分があります。
捜査段階で被疑者が供述している内容についても、公判手続になった場合、信用性がない、任意性がないと争ってくることもあり得ます。
検察官はそういった証拠構造を睨み、公判手続を維持できるか否かを検討した上で起訴するか否かを判断することになります。
自首は情状事実として被疑者に有利に働きます。
相談者さん自身で相手方の弁護士と交渉が可能であれば、必ずしも弁護士に依頼される必要はありません。
他方で、交渉に不安が残るようであれば、依頼されることを検討されてみてください。
自首自体は加害者にとって有利な情状となりますが、かといってそれだけで不起訴とすぐに判断されるということはないかと思われます。
被害者の処罰感情というものも重視されます。
加害者側の弁護人との交渉についてはご自身で行っても良いですし、窓口としてこちらも弁護士を立てても良いでしょう。
西浦弁護士、泉弁護士、ご回答ありがとうございます。
今日行った無料相談では、加害者側は起訴され実刑判決が出る事を恐れて示談を提示してくるのが一般の流れだか、もし刑事告訴をして検察官が不起訴とした場合、そこからこちらが示談を提示しても向こうは渋ってくるから、不起訴になる事を事前にこちらが知って、それまでに示談を進める方がいいと言われました。
加害者は自営業をしており、そこそこ地位があり、支払い能力は十分あるにも関わらず、示談を撤回し自首したので全く意図がわからないのですが
加害者側の弁護士は普通に考えれば示談を提案しますか?
それとも性加害事件は立証が難しいため、自白しているとは言え不起訴になる可能性が高いから、このまま示談は提示せずに起訴か不起訴になるのを一旦待とうと提案することはありますか?
性被害の内容としては、何度も無理矢理キスをされ、服の上から胸や陰部を触り、服を脱がせようとし、ただ触ったとかキスをしたのではなく、ハッキリと「えっちしよう」「えっちしたい」「ムラムラする」と発言し、性行為を目的として触ってきていました。
LINEで全ての行為を認めて謝罪、自白でも食い違いがない、触られた時の服は指紋が残っているので保管しています。
あとは向こうの車にドライブレコーダーがあって音声が録音されていれば、私が嫌がっている声も入っていると思うのですが、それがあるかは分かりません。
被疑者側の意向が示談しないという事であれば、弁護人も示談しない方向で弁護活動を行うことを余儀なくされます。
ただ、一般的には弁護人として刑事処分を受けるリスクを軽減するために、被害者に対して示談契約の呈示を進言すると思われます。
なるほどです。
ありがとうございます。
現時点
個人間で示談→示談撤回→自首(警察に相談)→私も警察に話をし、調書をつくってもらっている
状況で、加害者が警察に行っている間まではLINEでやり取り出来ていましたが、それ以降は既読スルーと未読スルーされています。
向こうが現時点で弁護士を立てているかは分かりませんが
こちらが被害届をだし、刑事告訴されるかどうかを待っている状況なのでしょうか?
また被害届を出して刑事告訴の準備を進めながら、私側から示談を提示するのはおかしい事ですか?
相手方の意向が何であるのかは判然としません。
被害届や告訴状の提出は、相手方に刑事処罰を求める刑事上の手続の意思表示となります。
これと並行して、相手方に対して民事上の損害賠償を請求するのが一般的ではないかと思われます。
被害届を提出し、警察と共に刑事事件化のために動いた上で示談の話が出れば示談で解決をし、出ないようであれば民事上の慰謝料請求を行うこととなるかと思われます。