盗撮未遂で自首後、防犯映像確認や起訴の可能性は?

先日盗撮行為によって警察に自首しました。
管轄の警察署でも把握していなかった事案で被害届は出ておらず、撮影罪未遂で自首を受理したとの事です。
署での取り調べで撮影に使用したスマホを提出した後、警察と共に盗撮現場(店舗内)の検証を行い、その日は帰宅となりました。

【質問1】
被害届が出ていませんでしたが、この場合警察が店舗内の防犯カメラの映像を確認する事はあるでしょうか?

【質問2】
被害届なしで事件の捜査が進む場合でも起訴の可能性はありますでしょうか?

ご回答いただけますと幸いです。

質問1
捜査に着手した以上、防犯カメラ映像の確認は行うことが予想されます。

質問2
性的姿態等撮影罪については、被害者不特定でも、客観証拠によって犯罪の立証可能であると捜査機関が判断した場合、起訴されることがあり得ます。
他方で、相談者さんは正式に自首が認められていますので、刑法第42条第1項が「罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首したときは、その刑を減軽することができる」と規定している通り、刑の裁量的軽減を受けることができます。

ご回答ありがとうございます。
本日自首同行した弁護士より「事件化が確定している」との話がありましたが、被害届が出ていないのに事件化となるのでしょうか?

上記の質問2で回答した通り、被害届が出ていなくても、捜査機関が事件として捜査に着手することはあります。

つまり捜査に着手した時点で事件化したという事でしょうか?

また、自首が成立していますが今後身柄拘束で勾留という可能性はありますでしょうか?

正式に自首が成立している場合、性的姿態等撮影罪の容疑で身柄拘束まで行うことは少ないと思われますが、可能性を完全に排除することはできません。
逃走の虞、証拠隠滅の虞がある場合、捜査機関は身柄拘束の手続を取ることになります。
その辺りの見通しは、ご依頼されている弁護士と率直に相談されてみてください。

ありがとうございます。
また、実名報道の可能性もまだありますでしょうか?

可能性自体は完全に否定できません。

参考程度に申し上げますと、都市部においては社会的影響の大きい事件に絞って報道される傾向がある印象があります。
他方で、地方であればあるほど、比較的小規模な刑事事件も報道される傾向は高い様に感じています。