美術品・絵画を画廊に売却。贋作判明後の返金義務についての法的相談
3〜4年前にオーディションで購入した絵画を、3ヶ月前に画廊に買い取ってもらいました。私自身は素人のため、購入したオークション・金額を事前に伝えて、絵画を事前に画廊に預けて状態を確認してもらった上で画廊から提示された金額で買い取ってもらったのですが、先週になって絵画が贋作であることが判明したとの連絡を受けました。
返金を求められた場合は応じる義務があるのでしょうか?
私自身、贋作であることは知りませんでしたが、買い取ってもらう際に私から本物だと嘘をついた訳ではありません。価値が分からないからこそ画廊に持ち込んで画廊の言い値で手放したのですが、責められるべきところがあったのでしょうか?
詳細不明ですが、絵画が真作であることを前提に売買をしたところ、実際は贋作であったということで、当該売買契約が錯誤取消しの対象になるような事実関係であれば、貴方としては、代金返還請求に応じる必要があると考えられます。
なお、以上は民事の話ですが、貴方において贋作を真作として騙して売却したわけではないということであれば、刑事的には詐欺罪にはならないと考えられます。