業務委託の更新につきまして
私立大学にて、業務委託契約(一年契約)でキャリアカウンセラーとして勤務しております。勤務時間は今年度は462時間でした。11年間、同じ形態で契約を更新してきました。同じ条件で働くカウンセラーの方が、自分の他に一人います。
先日、次年度(2025年4〜3月)の契約については更新しないと、言われました。理由は大学の方針が変わり外注を止める、カウセリングのみならず事務を兼ねる職員をあてるつもりであるということです。何か落ち度があったとか、評価が低いとかそういうことではないので、誤解をしないでほしいとも言われました。
1年更新業務委託契約ですので、更新されなくとも特に法的に問題はないかと思いますが、長年尽くしてきたのに、何か釈然としません。このまま何もせず、言われるがままに承諾するしかないのでしょうか。
ご意見をお聞かせください。
雇止めの法理が当てはまるケースでしょう。
契約の更新についての期待は、合理的な期待と考えられるからです。
そうすると、更新を拒否するためには、正当な理由が必要になります。
本件では、残念ながら、正当な理由が認められる可能性はあるかもし
れませんね。
早速のご回答、ありがとうございます。
補足させてください。
実は、今年度の契約についても、前年度より1/3程勤務時間数を減らされています。予算が厳しい、時給が高すぎると学内で指摘されている、カウセリングと事務を兼ねる職員を採用したい、という理由でした。実際には、そのような職員は採用せず、私たちの時間が減った分には、時給を下げ新たなフリーランス1名と契約したのと(繁忙期のみ)、ハローワークからカウンセラーを無料で派遣してもらい(週一日、通年)対応していました。
今回更新しないと告げられた際の説明では、大学の方針が変わった、の後に、「次年度の対応はまだはっきりしませんが」との言葉がありました。おそらく、今年度と同じ対応をされるのではと推測しております。
この状況を踏まえても、今回のケースは「正当な理由」に該当するのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
人件費を削減したいようですね。
正当な理由に該当する可能性はあるでしょう。
もっとも、最終的には、裁判官が判断するわけですが。