経歴詐称が発覚した元部下からの個人情報漏洩の訴え対策は?
複雑な事情なのですが、ご理解と指導をお願いします。
私はエージェントを介して会社に入りました。
世間は狭いもので、前々職で働いていた私の部下だった方が、先にこの会社に転職をしていました。
よく話を聞いたら、その元部下もエージェントを介して、私の半月前に入社したそうです。
(私とは違うエージェントを利用していました)
ここでトラブルが発生しました。
その元部下だった方が、経歴を詐称して入社していて、私の上司だった肩書と偽って、今の会社で部長代理として入社していたのです。
在職者の経理部長が、部長代理として入社した方の処理能力を疑問に感じていると私に相談され、過去、私の部下だったはずの人ですと話した事で、職務経歴書を見て、経歴詐称が判明しました。
今の勤務先で、我々二人が同じ会社で期間が被っていたら、面接時、気付きそうなものですが、私が先に離職し、元部下が離職するまでの間に社名変更していた為、人事が気付かなかったようです。
私が離職してから昇進した事実もありません。
その会社で今も務めている元同僚に確認しました。
現状、私より処理能力が上回っていれば良いのですが、やはり私より処理能力は現在も劣り、私より年収で150万高い雇用契約を結んでおり、現在の会社の経理部長と私で問い詰めた所、荷物をまとめて断りなく帰宅し翌日、退職届が郵送されました。
問題はここからです。
この元部下で部長代理として雇われた方が、会社に電話して来て「個人情報の漏洩で訴える」と告げて来ました。
経理部長は、私を訴えるなら経歴詐称で訴え返すと言ってくれていますが、私が離職してからの彼の職務内容、昇進履歴の確認を元同僚のよしみで聞いて確認した事は事実です。
この場合、私は訴えを個人的に受ける事になるのでしょうか。
私から見れば彼が詐称しなければ、彼の雇用条件(プラス年収150万)で私が雇われた可能性が高く、彼の詐称で機会損失を失った事になります。
私個人が訴えられた場合、経理部長は個人的に応援するが、とは言ってくれていますが、会社としては守れないと告げられました。
私は個人情報の漏洩で何か問題があったのでしょうか
彼の職務内容、昇進履歴の確認をした行為は、お勤め先の事業の執行についてなされたものと考えられます。このような場合、お勤め先とにこちゃん大魔王さんの両方を訴えるのが通常です(使用者責任)。
にこちゃん大魔王さん個人だけを訴えることも可能ですが、もしそうなった場合は、お勤め先に対して訴訟告知をして、お勤め先も訴訟に参加してもらったらよいと思います。
前職における勤務態度等の照会については、本人の承諾を得るべきと考えられているので、にこちゃん大魔王さんの行為がまったく問題なかったとはいいきれません。
ただ、今回のケースで、彼の法律上保護される利益が侵害されたといえるのか(経歴詐称の事実をばらされたくない権利など裁判所が認めるのか)大いに疑問であり、仮に訴えられても、にこちゃん大魔王さんが敗訴する可能性は極めて低いものと思われます。
やはり私も勇み足が過ぎましたね。
上記の質問で記載しませんでしたが、私が前職場で転勤を受け入れて新規事業所の立ち上げ業務を行ったのに、元部下が行った業務を行っていない(赴任もしていない虚偽)をしていたのに職務経歴書に「新規事業所の立ち上げに伴い、会社に寄与」と記載していた事が許せなかったのです。
私がした事だから私も書くべきでしたが、私には普通にこなせる事なので大々的に書かなかっただけです。
現職場は私含め2名の募集を行っていて、言わば彼の詐称で本来採用しても良かった人を不採用にしてしまい、機会損失が生じていると彼に伝えたそうです。
しかし今後は注意します。