正社員の解雇は不当?役員とのトラブル事例を検討
当方、会社側の法務部の人間です。
先日、契約していた正社員の解雇に踏み切りました。その社員は仕事はよくできるのですが、役員との人間関係等のトラブルが多々あり、役員から解雇にして欲しいと命令が下りていました。
そして、その勤務態度等で、その自社役員がTELにて問い詰めた所、激昂した様子で一方的にTELを切ってしまいこちらの言い分は聞こうともしませんでした(後日、その時のTELはこっちが切ったと言い張っている)。
正直な所、それが原因なのですが彼の今後の活動等を考慮し、普通解雇と言う方向で、口頭にて当月分給料+翌月分給料を支払うと言う事で一旦は落ち着いた様に見えたのですが、支払日になり、手当てを受け取った後に『不当解雇』を理由に裁判をすると言い出しました。
【質問1】
役員に逆らったのは事実なのですが、こちらに非はあるのでしょうか?
【質問2】
会社間の中でも彼が最も高給の中途採用でした。いざ裁判となった時、それらの給与明細等は『証拠文書』として有効なのでしょうか? 高年収の中途採用者は、指導や教育もなく、解雇にしやすいと聞いたのですが。
【質問3】
解雇理由は協調性のなさという能力不足ですが、指導は、その役員の電話指導の一回きりです。
解雇理由としては弱いですか?
【質問4】
こちらの言い分だけなので、ご判断は難しいと思いますが、どうかご回答よろしくお願いします。主観的なご意見で結構ですので。
確かに、解雇理由としては弱いといえそうです。
高年収の中途採用というだけでは解雇しやすいということにはなりませんが、雇用の際の職務条件等から、能力に関して(比較すると)厳しめに判断されることはありえます。