大学生が遺失物横領と不正利用被害に。示談金の相場は?

遺失物横領および器物損壊の被害を受け、示談の交渉を行う予定の大学生です。

はじめに、被害者となった犯罪について、以下お伝えします。
夜行バスにて財布を落とし、その財布を横領されてしまいました。そして、3種類のクレジット・デビットカードを合計約36,000円不正利用され、最終的に財布は捨てられました。
財布は6〜70,000円相当のものです。成人の記念に両親からプレゼントされたものでした。
翌月、別の事件の余罪として私の加害者が発覚し、今に至ります。
加害者は同じ大学生で、保護者が弁護士を雇って示談での解決を求めています。私も同様に示談での解決を求める予定です。

以上が、事件の概要です。
そのうえで、弁護士の皆様にお伺いしたいことが3点ございます。

まず、この事件で適用される犯罪の範疇についてです。
警察の捜査で、刑法254条遺失物横領罪の疑いは高いとのことでした。また、店側やカード会社側への詐欺罪も認められそうです。ただ、個人的に調べている中で、勝手に人の財布を投棄したことは、同261条器物損壊罪が適用されるのではないかとも感じました。
一連の流れの中でどの犯罪が適用されるのか、お伺いしたいです。

次に、示談金についてです。
遺失物横領をはじめとする一連の被害で、大学生という立場からどれくらいの被害や苦痛を聞いてもらえるのか、懸念しています。
今回不正利用された36,000円は、社会人の皆様からすれば少額に見えるかもしれません。しかし、一人暮らしの大学生である私にとっては決して安いものではありません。
加害者側の弁護士は、当然ながら少しでも少額で収めようと巧みに交渉してくるでしょう。しかし、私は弁護士を雇うお金がなく、丸腰で示談に臨むことになります。迷惑料・慰謝料という部分を少額で交渉され、そのまま丸め込まれそうで心配しています。

金額がゆえに、不正利用による支払拒否が認められず、現在立て替えている状況です。就職活動などで出費が嵩む中、家計を逼迫させています。
その後、クレジットカードや各種身分証の再発行手続き、さらには警察の取り調べなどで時間と費用もかかりました。アルバイトで収入を得る機会も失っています。
このような、大学生という立場での経済状況はちゃんと示談金の額に反映させることができるのでしょうか。
また、可能でしたら、示談金として提示する額についてもご意見を頂きたいです。

長文失礼しました。
どなたかお力添えくださいますと幸いです。

器物損壊罪は適用されません。不可罰的事後行為といって窃盗罪で評価され尽くしています。
示談金については、実際の損害金額、手続等で実際にアルバイトを休んだ損害を計算しましょう。
その上で、慰謝料を上乗せしてもらえるか提示してみてはいかがですか。
いわゆる、事に乗じてふっかけるという行為は避けた方がよいと思われます。