接触事故後の治療費や慰謝料の請求可能性は? 弁護士費用につきまして
20日ほど前、車通りの少ない、あまり広くない道で接触事故に遭いました。事件当初に立ち会った警察の方からは『過失はないので10:0で向こう持ちになる』とのお話でしたが、いざ保険会社から連絡が来ると『道の真ん中を歩いていた(走行していた)から9:1で』と言われました。納得できなかったので『証拠を見せてほしい』と言ったら、二週間くらいしてから私が道の真ん中(といえなくもない)を歩いている(走行している)画像(ドラレコからの切り取り画像)が提示され、割合については私も納得いたしました。
①接触時の衝動で腰を痛めてしまい、現在は整形外科で診察とリハビリを受けております。通院困難なので、往復に介護タクシーを使っています。仕事に関しても、腰痛のため長時間椅子に座っていることが困難なので、休業させていただいています。保険で補てんされるとは思うのですが、介護タクシーの往復を無給の状態で払っていくには限界があります。治療の途中で交通費や休業手当を頂くことはできるのでしょうか。
②事故による休業のため勤務先に対する申し訳なさもあり、心労も甚だしく、また、事故に遭ってから路上に出ること、外出することに恐怖心が生まれてしまい、外出時に心理的なハードルが出来てしまいました。そういった事情から慰謝料を請求することもできる、とアドバイス頂いたので、慰謝料についても考えているのですが、それは可能でしょうか。
③私が加入している保険の権利擁護、という形で弁護士費用を(上限がございますが)肩代わりしていただけます。その場合、その上限額の範囲内で弁護士の先生に依頼することはできるのでしょうか。
以上三点についてご回答いただきたく存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。
1,損害の一部についての前払いになりますが、支払ってくれるところが
多いと思います。
2,慰謝料は治療期間で決めます。
3,可能と思います。
①について
一部前払いをしてくれる保険会社もありますね。
②について
直接のお怪我に対する慰謝料は認められますが、トラウマについての慰謝料はなかなか認められないのが実情です…
③について
いわゆる弁護士費用特約であれば、それを使って、費用を心配せずに弁護士に依頼できますね。
治療を開始した初期段階であれば損害の一部として休業損害を支払ってもらえることもあります。あくまで任意のものであり、治療期間が長くなると支払に応じにくくなっていく傾向があります。
実務的には慰謝料は治療の期間や頻度を基礎として算定されることになります。
自己負担なしに弁護士費用保険での支払のみで終えることができるか否かは、正確には基準の内容や事案の進め方等によって異なりうるので、個別に法律事務所で相談していただくことが適切です。