発信者情報開示請求における契約者と発信者

発信者情報開示請求について、発信者とプロバイダの契約者が異なる場合、開示される情報はどちらになりますか?
先日、発信者は分かっていたので、拒否で発信者と契約者は異なる意見照会で回答したのですが、現在、請求者とプロバイダとの間で裁判になってるようで、また開示請求が契約者の元に届きました。
自分としては、発信者は契約者と違うとプロバイダに回答しているのに、意見照会は契約者に来てるのが納得がいっていません。
詳しい方、ご教示ください。

以前も回答させていただいたかと思いますが、開示請求については契約者のプロバイダに対して起こされます。そのため、当該書き込みを行った際に使用した回線の契約者に対して意見照会書が送られます。

それに対して違う人が書き込んだと回答するのは自由ですが、それによって何か相手の行う開示手続きが変わるわけではありません。

ありがとうございます。
泉弁護士に依頼したらで良いのですが、契約者に迷惑をかけたくないので、発信者として開示して、示談を申し込めば発信者はこのことを知ることなく示談を進めることは可能でしょうか?

具体的な状況については個別にお伺いする必要があるかと思われますが、自身が投稿したものである旨説明し相手方と話し合いをして和解で終わりとなる可能性はあるかと思われます。

そうなんですね。
意見照会には相手の連絡先が黒く塗りつぶされてます。
今はプロバイダと請求者との間でやり取りしてますが、そのような状況でも発信者が認めるならば可能でしょうか?

プロバイダを通して請求者に連絡をとってもらい、請求者が応じてくれれば裁判外で話し合いをすることは可能です。

ちなみに、このようなネット案件に詳しそうな先生だなと思うのですが、そもそも弁護士という資格を持ってる先生で、相手の弁護士と私が依頼する弁護士で、お互い勝てると思うのは、なぜなんでしょうか?
同じ資格をもつ先生で、双方の反する主張を弁護するというジレンマが少し私には難しくて。
それとも勝てるわけでないけど、過失割合を模索するためにお互い弁護士を立てて弁論するんでしょうか。
例えば明らかに勝てないと思う案件は断ったりするんですか?

明らかに依頼者の目的が達成できないという場合には、依頼を受けないということはあり得るかと思われます。

そうなんですね。
泉先生はかなりのネット裁判を対応されてるんでしょうか?
だいたい、何かしらの解決には向かうんでしょうか?
もちろん内容にもよるとは思いますが。

ケースバイケースです。裁判で判決まで争われるケースもあるかと思われます。ただ、私の経験したもので言うと和解で終わるケースが多いかと思われます。

ちなみに、今回、拒否をして裁判でも拒否となった場合、刑事事件として扱われることもあるんでしょうか?
内容によることは分かるのですが、手順として、相手が裁判に納得しなかった場合の次の可能性として教えてください。