刑事事件での望みが薄い。示談を視野にいれるべきか?
刑事事件の被害者の立場です。
検察庁に呼ばれて、再度の事情聴取をしました。
検察の方によると、加害者の方は、しらを切り通しており、謝罪などもないとの事でした。
検察の方はこちらにとても同情的で、「刑事事件で取り扱うには難しいかもしれないが、民事なら可能性はある」とアドバイスしてくれました。
ですが私は、刑事事件として起訴が難しいかもしれないという事実と、加害者のふてぶてしい態度に大変ショックを受けてしまい、「後からいくら謝っても絶対許すつもりはない。示談されたとしても絶対に受け入れない。必ず刑事事件で裁きを加えたい」と検察の方にお願いしました。
検察の方からは「これから再度、加害者に事情聴取をする予定だ。その過程で、加害者の方がもしかしたら『示談をしたい』と言ってくるかもしれないが、それは一切拒否という事ですね?」と聞かれたので「はい」と答えました。
その後、友人に相談したところ、「刑事事件で起訴できないとしたら(勿論、相手次第だけど)示談した方が早く終わるし、あなたもスッキリするんじゃないの?」と言われました。
確かに、刑事事件で不起訴になってしまったら、相手はただの逃げ得になってしまいます。
ですが、私が一度「絶対示談に応じません、加害者を絶対に許しません」と意思表示したのに、後からやっぱり「示談したいなら、いつでも受け付けています」みたいに態度を変えるのは、おかしな話ですし、検察の方にも「示談金目当てなのでは?」と思われてしまうのでは、と心配です。
一度、拒否の姿勢を見せてしまった手前、今後どのようにしたら良いのか悩んでいます。
当初は示談に応じるつもりがなかったが後に示談に応じてもよいと考えるようになった、というようなことは珍しくありません。
ただ、加害者が犯罪事実を認めておらず、不起訴になる見込みがそれなりに高いということであれば、加害者は示談したいとは考えないかもしれません。