無期雇用の試用期間中に本採用拒否は解雇に該当するのか?

2024年4月から無期雇用の正社員として勤務しています。先日、上司から「試用期間満了後の2025年4月1日以降、本採用を見送る」と告げられました。その理由として「業務上求められるスキルや適性に改善が必要で、見込みがないか、時間がかかると判断した」と説明されました。

無期雇用の場合、試用期間中であっても本採用を拒否するのは実質的に「解雇」に該当するのではないでしょうか。また、解雇には正当な理由が必要ですが、この説明では不十分と感じます。そう指摘すると、「新しいキャリア形成のためにも円満退職が重要なので、正式通知が出る前に自主退職してほしい」と促されました。

これは解雇をほのめかした退職勧告であり、不当ではないでしょうか。
ただし、望まれていない職場にしがみつく意向はありません。

この状況で、自分にとって最も有利な形で退職するためには、どのように対応すればよいでしょうか?

>無期雇用の場合、試用期間中であっても本採用を拒否するのは実質的に「解雇」に該当するのではないでしょうか。

はい。そのとおりです。
試用期間の場合は、指導に応じているかどうかなどは重視されますが、能力については就職直後で不十分でもやむを得ない側面があります。
いずれにせよ、「合理的な」理由が必要です。

>これは解雇をほのめかした退職勧告であり、不当ではないでしょうか。

それだけでは、必ずしも不当ではありません。
解雇になると、会社が考えているということが、今後裁判で合理的ではないと否定されることはあっても、現時点で解雇相当と考えていること自体は違法とまではいえないことが多いでしょう(違法のこともある)。

>自分にとって最も有利な形で退職するためには、どのように対応すればよいでしょうか?

こればかりは、分かりません。
状況判断(解雇相当なのか、不当な解雇なのか)、転職が容易かどうかなど、ご自身にとっての諸条件を勘案して決めることになります。