風俗の客の妻より慰謝料請求

過去に風俗(ソープ)に勤務していた際の指名客の妻と名乗る方から、慰謝料支払いの訴状が届きました。すでに私は店をやめており、今はもうその業界も引退しております。店で指名をもらっていましたし、お客様の一人として他の指名客と同様に接客しておりました。その後、店の出勤を減らしてるときに、店じゃないところで会いたいとのことで、指名客だったこともあり、店外で会うことを承諾して数回会いました。(金銭は店同様いただいてます)お客様でしたが、家庭があることやプライベートな話はほとんどきいておらず、接客するにあたり既婚、未婚など伺いません。
また、店で客と話してることの大半は作り話です。(客側もプライベートな会話をしてくる人はほとんどいない認識です)この訴状がきて初めて客の本名も知りました。私は源氏名でしかやり取りしておらず、客側の名前も苗字でよくある苗字だったので、偽名かとおもっておりました。営業や指名獲得のために連絡はしておりましたが、やり取り内容も営業トーク以外ありません。
妻の主張としては、既婚だと知っていての不貞は故意であり、家庭内別居になった慰謝料として200万の支払いを要求してきております。

期日までに答弁書を提出しますが、どのように対応していくのべきでしょうか?

既に提訴されていて訴状も受け取っているようですので、貴方側の反論を検討するために弁護士への相談・委任を検討した方がよいように思われます。実務的には、ソープ嬢が店舗外で性的関係を持った場合、対価をもらっていたとしても、ソープ嬢に対して慰謝料を請求し得るところです。ただ、具体的事実関係次第で結論は異なってくるので、事実関係に対する認否等についても十分に検討して応訴した方がよいでしょう。

仕事上での関係性しかない場合、そもそも不貞行為として慰謝料請求が認められない可能性もあります。

ご自身の当時の状況について、個別に弁護士に相談の上で具体的なアドバイスをうけ、場合によっては弁護士を立てて反論をし、慰謝料支払い義務がないことを争っていくこととなるかと思われます。