連帯保証人としてサインした借用書の確認方法は?
友人が親戚に頼まれて借金の連帯保証人になったそうです。ですが最近になり、その親戚と連絡が取れなくなり困っています。突然のお願いに気が動転してしまったらしく、ついサインをしたものの自分がいくらの借用書にサインしたのか、債権者などの情報も全く覚えていないそうです。突然催促状が送られてきたらどうすればよいかと怖がっております。間違いなくサインもしてしまった手前、連帯保証契約を取り消すことは難しいと思われるのですが、せめて自分がサインした借用書と確認したいと言っております。そ何かいい手立てはございますでしょうか。
債権者の情報(氏名•名称、連絡先等)も把握していないのであれば、友人側から債権者へ連絡をすることは事実上困難なため、債務者である親戚への連絡を引き続き試みてみることになろうかと思います(手紙、メール、SNS等の可能な連絡方法で借用書のコピーの提供を求めてみたり、保証内容の回答を求めてみる等)。
なお、親戚側から情報が得られぬうちに債権者側から友人に何らかの連絡が来た場合には、速やかにお住まいの地域等の弁護士に相談してみることが対策として考えられます。
なお、債権者の情報が判明した場合には、友人から債権者に対し、主たる債務の履行状況に関する情報提供を求めてみることも考えられます(民法第458 条の2)。
【参考】民法
(主たる債務の履行状況に関する情報の提供義務)
第四百五十八条の二 保証人が主たる債務者の委託を受けて保証をした場合において、保証人の請求があったときは、債権者は、保証人に対し、遅滞なく、主たる債務の元本及び主たる債務に関する利息、違約金、損害賠償その他その債務に従たる全てのものについての不履行の有無並びにこれらの残額及びそのうち弁済期が到来しているものの額に関する情報を提供しなければならない。