自己破産申請するにあたり以前の借金について。

Question

現在自己破産申請前になります。
10年以上前に消費者金融、銀行カードローンが300万ほどあり父が一括返済してくれています。
そのあと私のお給料を全額父に渡し父に返済しながら生活していました。そのほかにクレジットカードも持っていましたが当時は遅延はありません。
今回はその当時から作っていたクレジット遅延、消費者金額から同じ金額の借金があり自己破産申請することになりました。
申請するにあたり、昔の借金で遅延のなかったクレジットも含まれ、父が消費者金融などに一括返済、私が後から父に返済していたことで今回自己破産するにあたり問題はでてくるのでしょうか？
よろしくお願いします。

松本 治 弁護士 · Accepted Answer

借入れの中断の場合、前の過払い金がどうなるかは、いろいろな事情が考慮されますので、一概に言えません。請求できる場合もありますが、残高が減るだけの場合も時効で減らない場合もあります。
ただ、お父様が、お父様の名義で第三者弁済をなさったのでなければ、（つまり、資金を出しただけで、返済はななみ様ご自身の名義であれば）、あえてお父様に知らせることもないように思われます。

なお、これとは別に、お父様への返済が、他の業者への滞納が起こった後にもされていれば、注意が必要です。他の事情やお父様の認識いかんによっては、否認といって、管財人がお父様から取り戻す手続きをとる「可能性があります」。全員に支払いができていない状況になったのに、お父様だけに支払うのは不公平という発想があるからです。否認の要件は、いろいろあるので、手続きの選択を含めて、詳しくはご依頼の弁護士から説明をお受けになって下さい。

倉田 勲 弁護士 · Answer

申請するにあたり、昔の借金で遅延のなかったクレジットも含まれ、父が消費者金融などに一括返済、私が後から父に返済していたことで今回自己破産するにあたり問題はでてくるのでしょうか？
→特に問題はないように思われますが、正確なところは依頼している弁護士にお尋ねください。

松本 治 弁護士 · Answer

問題となるわけではないと思いますが、以前の借金の「完済」により、過払い金というものが生じている可能性があります。それにより、特に同じ業者から借り直した場合などには、権利関係に変動が生じ得ます。古い過去の経緯も含めて、ご依頼の弁護士に説明しておいて下さい。