蓄電池工事契約の解除可能性とクーリングオフの適用について相談

7月に訪問業者から蓄電池の取付をすすめられました。
国の補助金はなくなりましたが、業者達で同額の補助をするので安くつけられます。
数に限りがあるので早めに(出来れば2日後くらいまでに)返答をお願いします、と言われ翌日に返答。 
7月末に工事請負契約を交わしました。

10月末取付工事予定でしたが、工事1週間前に他業者より費用が高額、保証やデメリットに関し説明が不足している事を指摘されました。
取付後のフォローに関して不安が強まり契約解除を申し出たところ、機材・人材準備済みのため契約解除は出来ないと言われました。

その後、ハウスメーカーに工事に伴う保証に関して確認したところ工事に伴い、防水構造保証がなくなる事を告げられました。
工事説明の際に、業者からは外壁に穴を開けて工事する事に伴う水漏れや欠けに対しての保証はしますと口頭で言われています。
保証や配線図を書面で欲しいと何度か要求していますが、未だに渡されず手元には工事請負契約書しかありません。
家全体の保証がなくなることや今までの対応から、このまま工事・取付は出来ないと一旦工事は延期として、話し合うことになりました。

契約書面にはクーリングオフに関する事は書かれていますが、それ以降の契約解除に関する記載はありません。
また、着工予定日、引き渡し日、設置場所の記載がされていない状態です。
クーリングオフ期間は過ぎていますが、書類不備や説明不足を理由にクーリングオフもしくは契約解除は出来るでしょうか?

契約書に書面不備があるかは、実際に書面を弁護士や消費生活センターの相談員さんに見てもらうなどしないと分からないです。
そのため、法律相談に書類の現物をもって相談に行かれるのをおすすめいたします。

ありがとうございます。

消費生活センターの相談員さんに見ていただいたところ、クーリングオフに関する記載はされているが、着工予定日、引き渡し日、設置場所が記載がないことを指摘されました。
また、詳細見積もりが無く大雑把な見積もりしか無いとも言っており、クーリングオフをしても良いのではないか、と言われています。
ただし、工事直前のタイミングである事から業者側から訴えられると蓄電池分の金額を払うように言われる可能性もあるとも言われています。
そちらでも専門家への相談をすすめられたので検討してみます。

良いアドバイスが得られたようでよかったです。

書面不備があれば、クーリングオフは進行しませんし、
たとえ、工事後であってもクーリングオフの行使は妨げられないので、
いわゆる、クーリングオフの主張が信義則に反している、権利の濫用だというような業者からの反論を危惧しているのかもしれないです。

クーリングオフができるのであれば、その行使を躊躇する必要はありませんので、内容証明での通知等をご検討頂くとよいと思います。
契約金額にもよりますが、業者がクーリングオフを拒否するなど一人での対応が難しそうであれば、弁護士への依頼を検討されるとよいと思います。

クーリングオフが進行しない事がわかったので、通知を検討してみます。
ありがとうございました。