退職時の誓約書について
退職に伴い、会社から機密保持や競業避止義務についてなどの記載がある誓約書へのサインを求められています。
その中で競業避止義務の項目のみ同意できないと考えており、誓約書にサインした上で競業避止義務の項目については同意できない旨を自筆で書き加えた場合、こちらの主張は認められるでしょうか?
また、退職時の誓約書には退職後3年間、競合関係に立つ事業者に就職、役員に就任すること、提携先企業に就職したり役員に就任すること、自ら開業または設立することを行わないことの記載があります。
入社時にサインした誓約書には、
退社後3年以内に同業種、同市内での自己的な営業をした場合契約違反として罰金三百万円を請求することができる。と記載がありました。
入社時の誓約書に既にサインしているため、退職時の誓約書へのサインを拒否したとしても、同業種への就職や開業をして訴えられた場合は裁判で負ける可能性はありますか?
職業選択の自由に対する規制ですが、業種、あなたの地位によって、
ある程度の規制は、認められています。
誓約書にあなたの考えを、加筆することは差し支えありません。
しかし、会社はあなたの考えに従うことはないでしょう。
入社時の誓約書にそって行動してくるでしょう。
ただし、どこまでの規制が有効かは、いくつかの参考判例があるので、
裁判では、それらの判例が前提になるでしょう。
3年は長すぎますが、
必要なら、弁護士に調査をしてもらうといいでしょう。